「野毛山動物園」を知っていますか?
昭和26年(1951)4月1日に開園した横浜市で一番古い動物園です。
横浜市民にとっては、子供の頃から親しんだ思い出の場所。
立地もみなとみらいに近いので、観光スポットとしても注目されています。
しかも入場無料!お財布にもやさしくてうれしいね!
無料だからとあなどるなかれ、コンパクトながらも充実した動物園です。
桜木町駅から野毛山動物園までのアクセスを紹介
桜木町駅から歩いて野毛山動物園に行ってみよう!
桜木町駅からの徒歩ルート(約15分)
JR桜木町駅の南改札口を出ます。
右に曲がり、西口側の野毛地区に向かいます。
まずは、ピエロの看板が目印の「野毛ちかみち」という地下道をくぐり抜けます。
※地下道の最下部は、横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町駅」
地下道の中を通り、右側のエスカレーター(南1出口)から外に出ます。
地下道に出ると、目の前にセブンイレブンがあります。
その先少し進むと、頭上に「動物園通り」の看板が見えてきます。
しばらく歩くと、もう一回頭上に同じような「動物園通り」の看板が出現。
今度は右に曲がり、野毛坂をゆるやかに登ります。
すると上の写真の交差点に着きます(左手奥は横浜市中央図書館)。
信号を渡り、さらに登ります。
※京浜急行線「日ノ出町駅」からも徒歩で行けます。
駅を出て左に進み坂を登ると上の交差点に到着。
日ノ出町駅からだと、動物園まで徒歩10~15分(桜木町駅より少し近いです)。
動物園の案内看板が出現。
さらにどんどん登っていきます!登り続くけどがんばるよ~。
左の建物は横浜市中央図書館で、右は野毛山公園。
このまま真っ直ぐ行くのが最短ルート。
公園内を通って行くなら、木々に癒される少しだけまわり道コース。
野毛山公園を右に坂を登ってくると、動物の看板が見えてきました(柵の中はもう動物園)。
公園内を通っても、ここに出ます。
信号を渡り進んで行きましょう。
バス停が現れました~。
この先が、野毛山動物園入口になります。
バスで行く場合のアクセス
桜木町駅から東口のみなとみらい側に出ると、バスターミナルがあります。
運賃 →大人220円 子供110円
※横浜駅からもバスが出ています(東口1番乗り場)。
桜木町駅では、横浜駅から来たバスに乗るかたちになります。
入場は無料!開園時間は?
動物園の入口に着きました!
開園時間は、9:30~16:30(入園は16:00まで)。
入園料は無料なので、そのまま入って大丈夫♪
入口の受付で、園内マップをもらってから見学するといいですよ。
入場が無料の理由
昭和26年(1951) に「野毛山遊園地」という名前で開園。
昔は動物園だけでなく遊園地もありました。
昭和39年(1964)に遊園地があった場所の地下に、貯水池を建設するために閉園。
それを機に、動物園の入園料が無料となる。
昭和47年(1972)には「横浜市立野毛山遊園地」から「横浜市立野毛山動物園」に名称が変更。
動物園マップ
門をくぐると、左側に案内図があります。
どう巡るか、ルートを決めなくちゃね。
地図には、1~24番までおもな動物が記載されています。
飼育されている動物は、93種ほど。
順番どおりに見学してもいいし、逆まわりでもいいし、好きなように楽しもう。
野毛山動物園のゆかいな動物たちを紹介
それでは、動物めぐりスタート!
見ておきたい動物や面白かった動物を紹介します。
人気のレッサーパンダ
木の上にレッサーパンダがいます。じっと見てるよ、かわいいね♡
ドキドキの爬虫類館
屋内施設です。
入った瞬間、もわ~っと温かい空気。
とかげは意外とかわいい?!
子供のころから、来るたびにドキドキする「爬虫類館」。
とかげ君がバックヤードをのぞいてます。飼育員さんを探してるのかな?
ヘビに緊張!!
大変だ~。ヘビが脱走しそうです!
いつも寝てるのに・・・
ワニだっている
ワニもいますよ。のぞくときは緊張しちゃいます。
カメに癒される
カメさん泳ぎ上手ね。
絶滅危惧種「ヘサキリクガメ」の子供。小さくてかわいいよ~。
世界でもっとも絶滅危機に瀕しているリクガメです。
密輸されたカメを保護して飼育。
孵化にも成功したそうで、日本では野毛山動物園でしか会えない貴重なカメさんです。
外にもカメがいるよ!たくさんいました。
ライオン、トラにも会える
確かいるはずのライオンとトラがいない。。。
そんなときは裏側に行ってみましょう。
後ろの部屋で寝てました~。
スマトラトラのメスの「ミンピ」は、インドネシア語で「夢」という意味だそうな。
インドライオンの「ラージャー」もお昼寝中。見えにくいですが、しっかり寝てます!
「ラージャー」とは、ヒンドゥー語で「王」という意味。
裏の部屋の壁には「ミンピ」と「ラージャー」の子供の頃からの成長記録があります。
タヌキもいました
タヌキですが、あなたは「タマキチ」「カナ」「ホト」誰ですか~?
動物の名前と特徴、性格などが書いてあるので読んでいると親しみが湧いてきますね。
他にアナグマ、ハクビシン、テンなどもいました。
キリン(アミメキリン)も有名
キリンさんが「何かごよう?」とカメラ目線。
少し離れて、シマウマもいます。
フラミンゴにダチョウ
フラミンゴが優雅にくつろいでいます。
チリーフラミンゴのなかに、ベニイロフラミンゴが1羽まじっているそうですよ。
1羽だけものすごく赤いそうです。探してみてね!
食事をするダチョウ。
このとき以外は、てけてけてけと動きまわり、写真がうまく撮れないです。。。
サルもいます
仲間に毛づくろいしてあげてます。アビシニアコロブスのサルです。
他にもチンパンジー、アカエリマキキツネザルなど。
鳥は動物園にたくさんいるよ
大池で休憩中のオオハクチョウ。
泳ぐところが見たくて、時間つぶして待つもだめでした。。。
他にもカモとか泳いでいます。
カグーは見ておきたい
微動だにしないカグー。
ニューカレドニアからきました。
絶滅危惧種に指定されている飛べない鳥です。
ヘサキリクガメと同様に、日本では現在、野毛山動物園でしか見ることができません。
みなとみらいのペンギン?!
フンボルトペンギンです。
ここだけみなとみらい!
ランドマークタワーをバックにくつろぐペンギン達。
コンドルは意外とナイーブ
巣穴からでてきたコンドル。
しばらくして・・また巣穴にもどっていきました。
ワラビーも暮らしています
ワラビーです。
一匹はぴょんぴょんと、落ち着きなく動き回っていました。
クマもいた~!
ニホンツキノワグマ
オスのくまの「サンペイ」。
左にいるメスのくま「コマチ」に片思いとのことで、水をばしゃばしゃして呼んでいます。
「コマチ」はおしり向けて知らん顔ですよ。
「なかよし広場」で小動物とふれあい体験
動物と直接ふれあいたい人は集合~!
なかよし広場の入り口です。ちびっこの大人気スポット!
もちろん動物好きの大人も楽しめちゃうよ。
モルモット、ハツカネズミ、ニワトリなど抱っこできますよ。
動物のぬくもりを感じて、癒されます。
くつろぐニワトリ。
つな渡りの上手なハツカネズミ。
なかよし広場の利用案内
土日、祝日は混みそうなので、時間は確認しないとね。
平日→9:45~11:45、12:15~14:15、14:45~16:15
休日→10:00~12:00、13:30~15:30
※春休み、GW等混む時期は時間変更する場合あり
休日は一回20分の入れ替え制(各回定員150名)で、整理券も必要みたいです。
平日は時間内であれば自由(定員なし)に入場できます。
動物以外の見どころ
動物を見るだけでなく、他にも楽しめるスポットがあります。
しろくまの家で檻の中体験
「白くまの家」があります。
ここは昔、実際にシロクマが住んでいた場所です。
現在は人間が入って檻の中の体験ができますよ~。
バックヤードでは寝室とか見れちゃう!!シロクマになったつもりでどうぞ。
市電に乗れます
昭和3年~昭和46年まで「野毛坂」を走っていた市電(路面電車)です。
廃線となり余生をここで過ごしてます。
車掌が鐘をちんちん鳴らしたことで「ちんちん電車」とも呼ばれてます。
記念撮影スポット!ランドマークが見えます
野毛山動物園で、みなとみらいのランドマークが見えちゃう場所がありました。
せっかくだからここで記念写真を撮りましょう。
ランドマークタワーをバックに「はい、チーズ!」。
園内では動物について学べる工夫が!
園内のところどころで、動物のひみつが学べます。
野毛山動物園募金
ライオンの募金入れ
動物園には募金箱がいくつか設置されています。
お金は、よりよい管理・運営のために利用されるそう。
こちらはライオンの口からもコインが入れられます。
いつも無料で楽しんでるから、お礼の気持ちを入れちゃいましょうかね。
動物の食事タイム
こちらは要チェック!動物たちの食事時間が分かります。
ほとんど午後ですね。
全部は無理だと思いますが、お目当ての動物がいるなら確認しておくと楽しめます。
食事どきは寝ていた動物も活発になるだろうから、ぜひ見たいですね。
食事ができる場所
1、ひだまり広場
一番大きい食事場所は、ひだまり広場です。
ここでお弁当を広げてもいいし、すぐ目の前は屋内休憩所もあります。
休憩所の中では、ちょっとした軽食も売っています。
屋内休憩所の軽食メニュー。
2、大池前
大池の前にもテーブル&椅子があります。
こちらは比較的静かな場所です。
池には先ほど紹介したオオハクチョウやカモの仲間たちなどがいます。
3、なかよし広場近く
なかよし広場とペンギン近くの休憩所。
こちらは動物とのふれあい場所から近いので、休日はにぎやかな場所です。
自販機があるので、飲み物を忘れても大丈夫!
その他、管理事務所の側にも食事場所があります。
お土産やスイーツが買える売店
お土産の買える売店「なかよしショップ」は動物園入口にあります。
動物のぬいぐるみが、かわいい♪
なかよしショップのメニュー表。
ソフトクリームを買っちゃいましたよー。
バニラ味の野毛山ソフトも気になったけど、アップルマンゴソフトとミックスソフトをゲット。
とても充実した半日でした。
まとめ
1~2時間あれば楽しめちゃう野毛山動物園。
しばらくしたらまた来ようと思いました。
近くに野毛山公園もあるので、帰りに散策して帰るのもいいし、みなとみらいとセットで楽しめますね。
徒歩ルートを紹介しましたが、桜木町に来て他にもまわりたいなら、バスで行くのも手軽でいいですよ。
施設の情報
- 名称:野毛山動物園
- 住所:横浜市西区老松町63-10
- 開園時間:9:30~16:30(入園は16:00まで)
- 休園日:毎週月曜日(月曜が休日ならその翌日)
年末年始(12月29日~1月1日)
※5、10月は無休 臨時開園は公式サイトで確認 - 野毛山動物園公式サイト
歩いて行きたくないなら、バスでも行けるよ!
その場合、東口側のみなとみらい地区にバス停があります。