みなとみらい京急本社にある「京急ミュージアム」は入場無料の施設です。
令和2年(2020)1月21日にオープン。
昭和初期の京急電車、ジオラマ、運転シミュレーション体験、押して遊べるボタンなどあります。
コンパクトながらもワクワクがいっぱい。
体験できるコンテンツの一部は有料です。
行き方、楽しみ方、お土産ショップなど紹介します。
京急ミュージアムの場所とアクセス
みなとみらい地区の横浜駅寄りにあります。
最寄り駅はみなとみらい線「新高島駅」。
ただし、横浜駅から徒歩で行くことも可能です。
上の写真左奥に「新高島駅」2番出口があります。
2番出口を出て、まっすぐ歩けば数秒で到着。
「新高島駅」からだと目の前なので、迷う心配なし!
*みなとみらい線「新高島駅」2番出口の正面。
*横浜駅東口より徒歩約7分。
京急本社2階に入ると、広々としたエントランスがあります。
こちらからミュージアムに行く場合は、エレベーターで降ります。
横浜駅中央通路から東口へ向かいます。
ポルタ地下街→そごう→はまみらいウォーク経由で日産本社に入ります。
※そごうに着いたら、2階へ上がり右脇にある連絡通路(東口バスターミナルに上がる入り口がある通路)を進みます。
突き当りのエスカレーターを上れば、はまみらいウォークが目の前。
日産本社を抜けると歩道橋があり、そのまま京急本社2階とつながっています。
京急ミュージアム専用の駐車場はありません。
開館時間・料金・休館日
平日は2階、休日は1階で整理券配布。
人数を制限をしています。
ミュージアム内は、自由には入れません。
【開館時間】
1日3回の入れ替え制。
各回50名(未就学児含む)の整理券配布となっております。
今後変更する可能性もある為、京急ミュージアム公式HPご確認ください。
【料金】入場無料
ただし、一部有料コンテンツがあります。
- 鉄道ジオラマ (100円)
- 鉄道シミュレーション体験(500円)★
- マイ車両工場(1,000円)★
※2020.9月時点
有料コンテンツの★印は当日抽選に当たった人のみになります。
【休館日】
毎週火曜日(火曜が休日の場合は翌日)。
その他、年末年始、特定日など。
【その他 情報】
*館内で飲食はできません(飲み物は所定の場所で)。
*コインロッカーはありません。
*トイレあります。
京急ミュージアムについて
コンセプトは、『本物』を見て、触れて、楽しむ!
京急グループの魅力が凝縮したミュージアム!
京急創立120周年事業の一環として整備された企業ミュージアム。
施設は、みなとみらい京急グループ本社の1階部分です。
京浜急行電鉄といえば、赤い電車でおなじみ。
※たまに黄色、青色の車両もあります。
一般には「京急」と呼んでいます。
京急本線は、神奈川県横須賀市の浦賀駅~東京都港区の泉岳寺駅までを結んでいる鉄道路線です。
主に横須賀~金沢八景~横浜~鶴見~川崎~品川などを通過。
上の写真の駅以外にも、各駅だと停車駅はたくさんあります。
子供の頃はピクニックで利用していたことから、三浦半島に行く電車のイメージがありました。
京急のおかげで、横浜から羽田空港が近い感じがするのでうれしいです。
また横浜駅から品川駅も、快特に乗れば早い!
京急の路線を少し知っておくと、ミュージアムの楽しさ倍増!
ミュージアムの見どころ
体験&展示コーナーを自分なりにまとめました。
- 京急電鉄の歴史的車両が展示
ホームもあり、車内には歴史展示がある - 遊べる操作体験
ボタンを押して楽しめる個所が! - 京急ラインジオラマ見学
京急沿線を再現したジオラマ - 運転体験コーナー
京急ラインジオラマ、鉄道シミュレーション、バスネットワーク - マイ車両工場
オリジナルプラレールを作製
さっそく見どころを順番に案内します!
1、京急の歴史にふれる体験
「京急ヒストリー」のエリア。
活躍してた頃の1970年代を再現したホームもあります。
レトロな電車の前で記念写真!
電車の前に立ち、記念撮影しちゃおう。
昭和初期から活躍した歴史的車両「京急デハ230形・デハ236号」が展示。
品川~横浜~浦賀間の直通運転を実現した歴史的車両。
昭和23年(1948)京浜急行電鉄株式会社の発足時にデハ230形へと改番。
昭和53年(1978)に引退するまで48年間活躍。
引退後は、埼玉県にある現・川口市立科学館で保存・展示される。
その車両を約2年かけて修復してこちらに展示。
だいぶ古いので修復するには、当時の車両を知っているOBの方々の協力も必要だったそうです。
ピカピカになって横浜に帰ってきた!
みんなに見てもらえて、電車も喜んでいるね♪
車内は歴史展示と休憩スポット
最初から座ってしまうのもどうかと思いますが、座り心地を体験。
遊び疲れたらここに来ると、居心地の良い休憩場所にもなります。
床は木ですし、扇風機も付いていて、昔なつかしの車内でした。
床も注目!モーターが見えるよ。
ミュージアム内は、床下展示もあちこちにあります。
創業時からの京急の歴史年表。
昔の切符やパンフレット、デ1形(デハ230形の全身)登場時の模型など。
貴重な資料が展示されています。
デハ230形は、大きな窓による眺望の良さも特徴だそう。
ちょうどジオラマが窓の外の風景となっているので、眺めてみました。
2、遊べる操作体験
ミュージアムには楽しめる工夫がいたるところで発見!
ホームのゴミ箱ものぞいて見てね。
踏切の非常ボタンが押せる
普段は押すことのない踏切の非常ボタン。
ちょっと怖いけど押してみた!ランプが点灯します。
ドア操作体験!
ボタンを押して電車のドアを開閉することができます。
外からドアが開けれちゃう!
中にいる人は突然ドアが開いたら、びっくりですね。
パンタグラフ模型操作体験
模型を使ってパンタグラフを動かせます。
右のスイッチは、2005年に引退した700形電車の本物。
「10点スイッチ」と呼ばれるもの。
こちらでは、パンタグラフ上げ下げ、ヘッドライト、急行灯の操作ができます。
3、京急ラインジオラマ見学
1番楽しみにしていた場所。
ミュージアムの中央にある、長さ約12メートルの巨大ジオラマ。
京急電車の鉄道模型(HOゲージ)が走ります。
京急の沿線風景を再現しているので、見覚えのある風景を発見するのが面白い。
地域の特徴を見ながら見学するのがおすすめ
ジオラマは6つのエリアに分かれています。
②京急蒲田・羽田空港エリア
③京急川崎エリア
④横浜・みなとみらいエリア
⑤上大岡・金沢文庫エリア
⑥横須賀・三浦・葉山エリア
知っている駅や地域を見ながら沿線一周のミニ旅行!
遠方の方はジオラマを見ることで、京急沿線を大まかに理解できるのでは?!
都心から三浦半島まで楽しめます。
①品川・都心のジオラマ
品川駅です。
都心の風景を見ながら移動。
②京急蒲田・羽田空港のジオラマ
飛行機があるから分かりやすい!羽田空港ありました。
手前は平和島競艇場、真ん中は羽田空港、奥の大きい駅は京急蒲田駅。
④京急川崎のジオラマ
東京から多摩川を渡ると川崎エリアです。
川崎大師、工業地帯が町を形成。
京急大師線もあります。
⑤横浜・みなとみらいのジオラマ
横浜駅に到着。
ジオラマの中央は、京急グループ本社ビルになります。
水色を窓を目印に探すと分かります。
横浜そごう、スカイビル、ランドマークタワーも確認できます。
みなとみらいの景色として、大観覧車、赤レンガ倉庫もありました。
ランドマークタワーは存在感バッチリ!
⑥上大岡・金沢八景のジオラマ
代表して上大岡駅を紹介。
駅ビルとして、京急百貨店があります。
右上部では、毎年恒例の「京急鉄道フェア」が開催されています。
細部のこだわりがすごい!
金沢八景駅は反対側にあり、シーサイドラインもありました。
⑦横須賀・三浦・葉山のジオラマ
京急油壷マリンパークです。
他に三浦半島の灯台、観音崎京急ホテルなどありました。
京急バスもあちこちに登場しており、芸が細かく繊細なジオラマに、笑ってしまうところもあって、見ていて楽しい。
京急のキャラクターもいた!
ぼやけてますが、、、
京急電鉄のキャラクター「けいきゅん」現る!
ちょうどイエローハッピートレインが鉄橋を走っています。
新1000形のボディーにつぶらな瞳の人気者。
京急沿線のぶらり散歩や子供と遊ぶのが大好きだそう。
「けいきゅん」は全部で5体が、ジオラマ内にいますよ~。
じっくり見てたら、ジオラマ見学だけでもかなりの時間を費やしてしまいました。
4、運転体験コーナー
運転体験コーナー
①京急ラインジオラマ
②鉄道シミュレーション
③バスネットワーク
また上の写真に写っている電光掲示板も、ぜひ見ておきたい。
発車案内は、横浜駅とリアルタイムで連動しているそうです。
①京急ラインジオラマで鉄道模型を走らせよう!
本物の800形電車運転台で操作できます。
※800形は「だるま」の愛称で親しまれ、2019年に引退。
有料1回 100円で、体験時間約3分
品川駅からスタートして一周します。
模型の先頭に搭載したカメラ映像を見ながら運転。
あんまりゆっくり過ぎると、一周できないまま3分終了。
鉄道模型を動かしたことのない方もぜひチャレンジしてみてください。
②鉄道シミュレーションは実写映像で運転
本物の新1000形電車運転台による運転シミュレーション体験。
有料 1回500円で、体験時間約5~7分(選択するコースにより異なる)
実写映像なので本格的な運転体験できるのが特徴。
運転しない人、待つ場合は、座席に座ってひと休み。
※座席の窓の景色も、シミュレーションと連動してませんが動いています。
難易度は、入門、初級、中級、上級と4種類。
入門は子供向けで、どのような操作をしても必ず駅に停車できるそう。
全部試して、違いを見てみたい気もしますね。
それぞれ違う区間を走行体験できるそう。
シミュレーションは中級コースに挑戦!
連れがチャレンジしました。
中級コースの普通(京急東神奈川→日ノ出町)を選択。
選んだ理由は、横浜駅を通過するコースなので、見慣れた景色で面白そうだから。
スタッフによると快特、急行などより、普通電車の方が難易度が高いそう。
駅が多い分、停車する数が多いから確かに大変かも。
運転技術の腕を磨くために、はまっちゃいそうですね。
③バスネットワークで運転士気分!
こちらはバスの運転台が再現されています。
シミュレーションではありません。
映像はかってに動きます。
こちらは無料!
運転席に座ったところを、記念撮影してもらってもいいですね。
運転席から実際の映像が投影されるので、ハンドルを回せば運転士になった気分を味わえます。
ハンドルを動かしたり、扉の開閉ボタンを操作して音を出したりします。
バスの後ろには、停車ボタンがいっぱい。
小さい子供が押せる位置にもあるので、ジャカジャカ押しちゃいそう。
押すと「次止まります」のアナウンスが流れます。
バスの行き先表示の変更が楽しい♪
「横浜駅」行きなど、好きな行き先番号を機械に入力することで表示が変更できます。
5、マイ車両工場で自分専用プラレール
有料 1回1,000円
体験時間30分~1時間
こちらは基本、子供が対象。
ですが参加する大人もいるそうで、やりたい派としてはやっぱり!と思いました。
スタッフから京急の車両について講義を受けてから工作体験!
オリジナルの京急車両デザインの鉄道玩具「プラレール」を制作。
※プラレールはタカラトミーの登録商標
自分で作ったマイ車両は魅力的。
完成したら、マイ車両工場専用のオリジナルボックス(写真右)に入れて持ち帰れます。
ボックスは首から下げれますよ。
チャンスがあったら挑戦したい!
屋外展示の見どころ
ミュージアムの外です。
こちらの敷石が示す幅は、京急電鉄のレールの幅をあらわしているそう。
1435mmです。
この幅は国際的な標準軌1435ミリメートルと呼ばれるもの。
1067ミリメートルの狭軌などに比べ高速安定性などにすぐれています。
19世紀初頭にイギリスで採用されて以来、新幹線をはじめ世界中で使用されています。
京急電鉄の前身、大師電気鉄道では、官設鉄道が狭軌を採用するなか、1899年の開通に際し日本で初めて標準軌を採用。
将来を見据えてこの線路幅にしたと記されています。
ケイキューブは写真撮影したくなる
館内と外をつなぐ展示。
「新高島駅」2番出口を出たら、目の前にありますよ。
京急電車をモチーフにしたキューブ型の小さいベンチオブジェ。
座ることができます。
こちらに座って記念撮影するのもいいですね。
9車配置しており、その名は「ケイキューブ」。
よく見ると車両がそれぞれ違っていて、かわいい~。
ミュージアムのガラス越しに、京急電車(デハ230形)が見えます。
お土産グッズ
ホームにお土産店があります
ミュージアムのホームに京急グッズが売っています。
たくさんありますね。
プラレール、京急文具いろいろ、京急トレインのアルバム、ケイキューブ収納ボックス、京急オリジナルキーホルダー各種、昔の停車駅の描かれたタオルなど。
※昔の停車駅案内図のタオルは、京急ミュージアムのロゴ入りです。
すみっコぐらしとコラボしたグッズもありました。
せっかくなので、何かお土産が欲しい。
カプセルトイ
ガチャガチャも見つけました。
鉄道に関するものばかりで、京急限定ものもあります。
カプセルプラレール、ケイキューブキーホルダー、京急リラックマピンズなど。
なんだか、やりたくなっちゃう!
家にあった京急鉄道模型
京急ミュージアムにジオラマがあったので紹介。
原鉄道模型博物館に続き、第2弾!
家に模型好きがいるので、許可をもらい京急鉄道の模型を勢ぞろいさせてみました。
古いのから比較的新しいものまであった。
家にあった模型を並べただけなので、京急鉄道模型の全部ではありません。
イエローの車体とかは無かった。
ミュージアムでゲットした、カプセルトイの京急リラックマピンズも飾ってみたよ♪
京急ミュージアムのジオラマはHOゲージ。
こちらはNゲージで、小さいタイプです。
まとめ
京急のこだわりを感じる、楽しさの詰め合わせのような施設でした。
オープン当初は完全予約制、その後はコロナの影響で整理券での人数制限。
どうしようかと迷いつつ、突撃訪問しちゃいました。
鉄道ファン、親子連れ、カップルと客層さまざまで、幅広い人気を感じます。
全体的には親子連れが多かったです。
周辺は企業ミュージアムが集まっているので、日産本社ギャラリー、資生堂エスパークミュージアムと無料施設のはしごもいいですね。
施設の情報
- 施設名:京急ミュージアム(KEIKYU MUSEUM)
- 住所:横浜市西区高島1-2-8 京急グループ本社1階
- 開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
※感染対策のため指定時間に変更しています。 - 休館日:毎週火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始および特定日
- 京急ミュージアム公式サイト