みなとみらいにある「日本丸メモリアルパーク」をぶらり散策。
帆船日本丸、横浜みなと博物館があるので、観光施設込みで楽しめる公園。
公園だけなら入場無料です。
芝生から眺めるみなとみらいの景色も最高!
桜木町駅・みなとみらい駅からも近いので、アクセスの良い駅近スポットになります。
日本丸メモリアルパークのアクセス
日本丸メモリアルパークはどこにある?
最寄り駅からの行き方を紹介。
みなとみらいの動く歩道、ランドマークタワー、汽車道の近くにあります。
上の写真は、分かりやすい公園の地図です。
トイレの位置も記載。
公園のまわりに入口は多数あります。
*汽車道の横
*動く歩道の横
*タワー棟の間
桜木町駅からの行き方
汽車道からの入口
徒歩約4~5分。
JR桜木町駅から汽車道に向かいます。
南改札東口を出た前方の信号を渡って進み、もう一度信号渡れば到着。
汽車道(遊歩道)入口の横に、公園の入口があります。
箱のような建物(写真、真ん中の水色部分)は「水陸両用バス」スカイダック乗り場。
その両サイドから園内に入れます。
右の階段を進むと公園の芝生に行きます。
左は下り階段があり、帆船日本丸、みなと博物館に向かいます。
※園内では、どっちも繋がっています。
動く歩道からの入口
徒歩約4~5分。
桜木町駅前に動く歩道があります。
動く歩道でランドマークタワーに向かう途中に、公園に向かう下り階段あり。
ここからだと、帆船日本丸が目の前に見えます。
横浜みなと博物館は船の反対側にあります。
みなとみらい駅からの行き方
ドックヤードガーデン前の広場からの入口
徒歩約5分。
ドックヤードガーデン前に道路挟んで公園があります。
ランドマークタワーとクイーンズスクエアの間に位置します。
長いエスカレーターで1階へ。
1階に着くと向かい側に外の出口あります。
クイーンズスクエアを出ると、広場の先にコスモワールドが見えます。
コスモワールド沿いの歩道をランドマークに向かって進めば、上記写真の場所に到着。
また、クイーンズスクエアとランドマークプラザの間の通路に出てから、公園に向かうのもおすすめ。
見どころを案内
日本丸メモリアルパークの園内を案内。
*横浜みなと博物館
*公園芝生から眺めるみなとみらいの景色
帆船日本丸
帆船日本丸は、平成29年(2017)9月15日に国の重要文化財に指定。
船員のための練習船でした。
船内見学(有料)ができます。
船を見るだけでも観光になるね。
帆船日本丸を主役に、みなとみらいの景色を撮影したくなります。
日本丸の左舷と右舷からチェーンを4本ずつ(計8本)出し、八の字形になるように岸へつないでいる。
船が汚れたり、船体に異常があるときはドックの水を抜いて掃除をする。
そのとき船は、ドックの底にある盤木にささえられている。
第一号ドックとその歴史
帆船日本丸が係留しているドックです。
平成12年(2000)12月4日に国の重要文化財に指定。
平成19年(2007)11月30日に経済産業省の近代化産業遺産に指定。
第一号ドックです。
ドックのゲートは、ドック開設以来使われてきた先代に代わり、昭和32年に造られたもの。
日本丸保存のために、昭和59年に改修しています。
ドックの正式名は、旧横浜船渠株式会社第一号船渠。
船の修繕用ドックとして建設しました。
イギリス人技師H.S.パーマの計画に基づき、海軍技師「恒川柳作」が設計・監督。
明治32年(1899)開業。
第1船として、貨客船河内丸がドックに入る。
昭和57年(1982)にドックを閉めるまで、数千隻の修繕に使われています。
昭和60年から帆船日本丸を係留するためのドックとして保存活用される。
平成12年(2000)国の重要文化財に指定。
建設当時、最大規模の明治期の代表的ドライドックの一つ。
明治・大正期のドック築造技術を知る上で価値が高い。
横浜港の歴史上でも重要な土木構造物。
昔のドックの写真を見て、現在と比較してみるのも面白い。
みなとみらいのドック
*第一号ドック(現在は帆船日本丸が係留)
*第二号ドック(現在はドックヤードガーデン)
*第三号ドック(埋め立てられ、残っていません)
横浜みなと博物館
横浜の港や歴史など詳しく学べる博物館(有料)。
楽しめる工夫があり、以前訪問して遊んできました。
建物内にはお土産ショップ&レストランもあり、博物館を見学しなくても入れます。
博物館の上部は芝生側で、歩くことができます。
散歩しながら、ちょっとしたみなとみらいの展望が楽しめます。
芝生広場で景色を楽しむ!
みなと博物館入口の反対側にあります。
丘のような芝生広場になっており、目の前は運河が広がります。
みなとみらいの新港地区方向、汽車道、ロープウェイなど眺められます。
※桜木町駅前ロープウェイは、4月22日運行開始予定。
芝生にレジャーシートを広げて、のんびり過ごす家族連れや仲間グループがいました。
ひとり読書を楽しむ人も。
寝っ転がって、しばしお昼寝でもしたくなりますね♪
シーカヤックパーク
第一号ドックの隣。
タワー棟の前はシーカヤックパークです。
こちらでは、シーカヤック教室(有料)が開催。
都心で味わえる、水辺のスポーツ体験。
みなとみらいでアウトドアを楽しむのもよさそう。
申し込み方法は、日本丸シーカヤック教室公式HP。
歴史展示・記念碑・彫刻
日本丸メモリアルパークには、歴史展示、記念碑、彫刻などがあちこちに点在しています。
みなと博物館内に置かれていたテーブルに、場所が記載されています。
興味があるなら参考にして、まわってみるのも良さそうです。
※現在一時的に入れない場所もありました。
エアー・コンプレッサーの展示
公園の外側(汽車道側)、歩道に面した場所に展示。
エアー・コンプレッサー(空気圧縮機)とは?
空気を吸い込み圧縮して、高い圧力の空気をつくり出す機械。
横浜船渠(後の三菱重工業(株)横浜造船所)が造船事業に進出する際にアメリカから購入したもの。
造船所がここから移転するまでの約65年間、造船や船の修理に使う様々な機械や工具を動かすために、必要な圧縮空気を送り続けました。
横浜の造船の歴史を物語る貴重な資料です。
記念樹や文学碑
こちらも歩道側に、八十島義之助記念植樹、長谷川伸の文学碑などあります。
上写真の動く歩道の真下には、トイレがあります。
その近くにも、横浜船渠で使われたエアー・コンプレッサーが展示。
帆船日本丸のマスト材が展示
汽車道側の公園を入ったところに展示。
帆船日本丸のメインマストで使われていたトップ・ゲルンマスト。
日本丸の4本のマストの下から約5分の3は銅製。
残りの上部約5分の2はトップ・ゲルンマストといい、ヒノキ材が使われている。
約40年使用されるも、根本部分の腐食がはげしくなったので交換。
※展示にあたり腐食防止のためマスト表面はプラスチック加工をしています。
上皇上皇后両陛下 行幸啓記念碑
平成29年7月「海の日」に上皇上皇后両陛下(当時、天皇皇后両陛下)が帆船日本丸と横浜みなと博物館を訪問されています。
上皇上皇后両陛下の記念碑が帆船日本丸の近くに設置。
昭和59年に上皇后さまが、実習生を乗せて航海に出ようとする新日本丸を歌にして詠んでいます。
※新日本丸とは、この地にある初代日本丸の後継となった船で、昭和59年に準水式がありました。
横浜の姉妹・友好港の記念碑
横浜港の姉妹港・友好港の記念碑が集まっています。
こちらは運河沿いで、遠くに大観覧車も見えます。
*オークランド(アメリカ)友好港10周年記念・・植樹
*バンクーバー(カナダ)姉妹港10周年記念・・トーテムポール
*ハンブルク(ドイツ)姉妹港10周年記念・・100年前まで使われていた錨
*上海友好港10周年記念・・狛犬
*上海友好港5周年記念・・記念碑
*大連港友好5周年記念・・天女散花の石像
また、横浜市少年5団体による「青少年の像」もあります。
ドック用排水ポンプ・カバーの展示
第一号・第二号ドック用排水ポンプ・カバー。
ドック内の水を排水するために、創業期(1899年開業)にイギリスから購入。
修理を重ねながら約85年間にわたりドックの排水機能を担ってきた。
柵の奥には、大さん橋を支えた螺旋杭(スクリューパイル)が展示。
彫刻も展示
みなとみらい21彫刻展の作品で、「海鳥達の風」。
他、近くに彫刻「白い花」やみなとみらい21埋め立て事業の礎石などもあります。
公園のステージで写真撮影
帆船日本丸、みなと博物館側に広場があります。
写真左が、帆船日本丸見学の乗船口、右が下船口。
そのタラップの間に、ステージがあります。
こちらでイベント、演奏会など開催されることがあります。
「日本丸メモリアルパーク」と書いてあるので、公園に訪れた記念として、写真撮影にもよさそう。
自販機がたくさん
おまけ情報。
公園内に、自動販売機がたくさん並んでいる場所を発見。
これだけ自販機があれば、飲み物に困らないね(笑)。
こちらは帆船日本丸と芝生公園を結ぶ通り抜け通路です。
まとめ
日本丸メモリアルパークは、とくにJR桜木町駅からが近くて、行きやすいです。
観光施設(帆船日本丸、横浜みなと博物館)もある公園なので、訪れてほしい場所。
芝生側に行けば、みなとみらいの景観が素敵です。
また「よこはまコスモワールド(都市型遊園地)」もすぐ隣。
そしてランドマークタワーも目の前だから、展望台にも行けます。
公園の情報
- 名称:日本丸メモリアルパーク
- 住所:横浜市西区みなとみらい2-1-1
- 駐車場:専用駐車場なし
※施設見学の観光バス、車椅子でご来館の場合は事前連絡で駐車可能。 - 日本丸メモリアルパーク(帆船日本丸・横浜みなと博物館)公式サイト