日本大通りにある「横浜ユーラシア文化館」を見学しました。
同じ建物にある「横浜都市発展記念館」とセットでの見学です。
日本大通り駅直結なので、周辺を観光する前に寄るのもおすすめ。
ユーラシア文化館は写真撮影が可能になっていました。
見どころ、料金、アクセス、所要時間など紹介します。
横浜ユーラシア文化館のアクセス
最寄り駅は、みなとみらい線「日本大通り駅」。
3番出口のすぐ横にあるので、駅直結なのがうれしい!
入り口は2つあります。
最寄り駅からすぐの入り口になります。
建物裏の中庭、駐車場側からの入り口。
中庭には、横浜の歴史遺構が展示されています。
開館時間・料金・休館日
【開館時間】
9:30~17:00(最終入館は16:30まで)
※上記の時間は、パンフレットの時間を記載しましたが、現在短縮営業。
10:00~16:30となっています。
また変更があるかも知れませんのでユーラシア文化館公式HPをご確認ください。
【入館料】
一般(高校生以上)200円
小・中学生 100円
※土曜日は小・中・高校生入場無料。
企画展込みにすると、300円で横浜都市発展記念館を含め、全て見学できます。
興味ある企画展のときに訪れると各階を移動してより楽しめます。
【休館日】月曜日、年末年始他
各階の案内と所要時間
建物は1階~4階まであります。
1階 受付(チケット売り場)、ミュージアムショップ、旧第一玄関
2階 横浜ユーラシア文化館
3階 企画展示室
4階 横浜都市発展記念館
横浜ユーラシア文化館、横浜都市発展記念館、企画展と全てめぐった所要時間は約1時間半ほどでした。
ユーラシア文化館のみですと、20分~30分くらいです。
横浜ユーラシア文化館とは
2003年(平成15年)にオープン。
東洋学者 江上波夫氏が横浜市に寄贈したユーラシア諸文化の資料が展示。
約2,500点の歴史・考古・美術・民族資料、約2万5千冊の文献資料をもとに開館したミュージアムです。
ユーラシアとは、ヨーロッパとアジアを合わせた大きな地域のこと。
日本もユーラシアに含まれます。
ユーラシア大陸、アフリカ大陸、オーストラリア大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、南極大陸があります。
ユーラシア大陸は、世界の中でも1番大きい大陸です。
*ユーラシア(Eurasia)という名前
ヨーロッパ(Europe)とアジア(Asia)を合わせた言葉です。
ユーラシア各地の文化資料、美術品などを「砂漠と草原」「色と形」「技」「装う」「伝える」などのコーナーに分けて展示しています。
横浜ユーラシア文化館の見どころ
以前は写真撮影ができなかったようです。
今はできるようになり、展示室のところにも写真撮影OKマークが付いていました。
展示室前はモンゴル文化
2階のエレベーターを降りると、モンゴル文化に遭遇。
展示してあるのは、モンゴルの遊牧民が使用しているゲル(移動式住居)の中に置かれている家具のようです。
ゲルの家具や柱に描かれた文様のうちのいくつかは、チベット仏教に関係があるといわれているそうです。
触れることはできませんが、モンゴル衣装やゲルの写真を見て雰囲気を楽しみました。
展示室入り口前の様子です。
常設展示室
ギリシャ、ローマ、西アジア、東南アジア、中国、朝鮮半島など。
ユーラシアのさまざまな国の文化遺産が展示されています。
1、砂漠と草原がテーマの展示
今から約1万年前、人は野生動物を飼いならし家畜化しはじめます。
中でも馬は特別な存在だったそう。
犬、ヤギ、ヒツジ、豚、牛、ラクダ、馬など性質に応じて、狩り・食用・運搬など人間の生活に欠かせない存在となります。
身近な動物たちをかたどって、お護りや首飾り、生活用具の装飾にも用いられます。
2、色と形がテーマの展示
ユーラシアの異なる文化の中で、民族の個性が色や形で表現されています。
国や文化が違っても、影響関係の中で、共通の好みも見えてくるんだとか。
中でも植物、動物は古くからデザインに取り入れられ、生活用具を趣あるものにしてきたそうです。
それぞれの国の、陶器の色や装飾、形を見て文化や時代を感じることができました。
3、技がテーマの展示
周りの自然環境の中で選びだした材料で、さまざまな加工技術を編み出します。
金属、革、木、石、ファイアンス、紙などから加工された作品が並んでいます。
4、装うがテーマの展示
人は衣服をまとうだけでなく、デザインや装飾を選んでいます。
文化を伝える役割もある民族衣装には地域・気候・宗教・風習による多様性があります。
タイの山岳民族の衣装なども置いてありました。
5、伝えるがテーマの展示
人は音声だけでなく、文字も用いてメッセージを伝えます。
文字は字形や読み方を変化させながら、民族から多民族へと拡大。
絵も添えることで伝達内容が豊かになり、視覚的イメージの幅を広げたそうです。
その他見どころ
楔形文字粘土板文書
今から5000年以上前、メソポタミア南部に都市国家を築いたシュメール人が、楔形(くさびがた)文字を発明したといわれます。
※はっきりとは分かっていません。
文字を湿った粘土に、葦の先の先端を削った筆を押し当て、文字を刻みつけて記録していたそうです。
乾燥させると粘土板はかなりの硬さになり、長く保管できます。
遺跡や墳墓がある場所、現代の都市などが記されています。
展示室には、図書室もありました。
まとめ
ユーラシアという視点から見学する展示施設は、初めてでした。
範囲が広すぎると感じつつ、興味津々で鑑賞しました。
ミュージアムショップを見るのも楽しみにしていたのですが、コロナの影響のようで、ほとんど置いていなかったのが残念。
また期間を置いて、面白そうな企画展があれば、ついでに訪問したいと思います。
施設の情報
- 施設名:横浜ユーラシア文化館
- 住所:横浜市中区日本大通12
- 開館時間:9:30~17:00
※現在は変更あるので公式サイトご確認ください。 - 休館日:月曜日、年末年始
- 横浜ユーラシア文化館公式サイト