横浜市役所の最寄り駅は「馬車道駅」と「桜木町駅」です。
駅からの行き方は簡単ですが、はじめて訪れる方のために案内します。
市役所から見えるみなとみらい方面の展望も素敵でした。
大岡川沿いは、水辺と緑に癒される空間です。
市役所の歴史遺構の展示もあり巡ってみたので紹介します。
横浜市役所のアクセスと場所
横浜市役所の場所は、馬車道・桜木町駅の近くです。
以前、JR関内駅前(横浜スタジアムの近く)にありました。
新市庁舎が出来たことで、2020年6月にに移転し新しくオープン。
最寄り駅は、みなとみらい線「馬車道駅」とJR線「桜木町駅」になりました。
馬車道駅からの行き方
みなとみらい線「馬車道駅」を下車。
改札口はひとつしかないので迷う心配はありません。
改札を出たら、右方向に進んで行き、エスカレーターで上にあがります。
すると1a、1b、1c出口があります。
横浜市役所は1c出口で、写真の道をまっすぐ進むだけ。
ちなみに1a、1bに出ても市役所はすぐ目の前にあります。
1cは、そのまま市役所内に入れるから便利!
横浜市役所の地下1階の入り口に到着しました。
写真奥にエスカレーターが見えます。
さらに奥には、エレベーターもありますよ。
エスカレーターを上ると、横浜市役所内の1階アトリウムに出ます。
1~3階までの透明なガラス張りの吹き抜けなので、明るくて開放感があります。
馬車道駅の改札から、エスカレーターを乗り継いで楽々来れました。
※写真左奥の白い箱のようなのはエレベーター
「屋根付き広場」という名前の場所。
ここで文化芸術事業、パブリックビューイングなどの多様な活動が行われるようです。
さまざまなイベントが開催されそうですね。
桜木町駅からの行き方(徒歩約3分)
JR「桜木町駅」を下車し、新南口(市役所口)から行きます。
また南口からも行けます。
1、新南口(市役所口)が近い!
横浜市役所に行くには、桜木町駅の新南口改札が便利。
※横浜駅から桜木町駅に来た場合は、前列の車両が出口に近いです。
しかし駅の看板には、交通系ICカード専用改札と表記されています。
切符の方は、ご注意ください!
営業時間も7:00~22:30と他の改札口と比べて短いです。
改札口は高架線の下にあります。
新南改札口を降りたら、左手(写真では右奥)に注目。
歩道橋「さくらみらい橋」があります。
橋の先に見える白い建物が、横浜市役所です。
階段を上り「さくらみらい橋」を渡れば横浜市役所に直結!
また下から行く場合は、横浜桜木町郵便局(写真左グレーの建物)の先に信号があります。
信号を渡ると「弁天橋」があるので、そこを通れば到着。
さくらみらい橋を歩いたら着いた!
横浜市役所の2階から入ります。
屋根があるので、こちらも雨の日でも安心。
※まったく濡れたくないなら、馬車道駅ですが。。。
2、南改札(東口)からも行けます
南改札を出ても、若干離れますが遠いわけではないです。
南改札を出て、左手の東口(みなとみらい側)に出ます。
駅の出口前にある歩道橋を上がります。
歩道橋は途中二手に分かれていますが、左方面のクロスゲート(茶系の建物)へ向かいます。
クロスゲート経由でさくらみらい橋につながっています。
道なりに歩けば、さきほどの新南口方面と合流!
横浜市役所に着きます。
駐車場について
市役所の駐車場は地下1階です。
※高さ制限2.1m
【駐車場料金】
昼間8:00~24:00は30分(300円)
土日祝の当日最大1,200円
※平日日中の最大料金はなし
市役所に手続き・相談等でお越しの際は60分無料と書いてあります。
他にも無料で利用できる場合もあるようなので、詳しくは横浜市公式サイト(駐車場案内)をご確認ください。
横浜市役所から眺める展望
3階の市民ラウンジからの展望がきれいだったので紹介します。
3階にある議会棟の受付、市会図書館がある場所の脇の廊下から行けます。
景色を眺めて、ぼんやり過ごせそうな場所。
市民ラウンジにある、椅子などの家具はヒノキです。
山梨県道志村にある横浜市が保有する水源林のヒノキが使われていると書いてありました。
ラウンジの窓から眺めた景色です。
みなとみらい方面がとてもきれいに見えました。
やっぱりどこに行っても、この辺はランドマークタワーが目立ちますね。
横浜市役所で知る歴史遺構の展示
市役所の大岡川沿いを散歩してみると、歴史遺構の数々があります。
新市庁舎建設にともなう発掘調査で見つかったものを展示。
発掘調査で、開港から関東大震災までの時期の建物の基礎、下水管などのインフラが確認されたそう。
遺構を見ることで、現在ある横浜市役所以前の歴史に思いをはせることができます。
水辺テラスでまったり歴史散策
市役所の外側にある水辺テラスで、歴史を感じることができます。
大岡川を眺めて過ごせるベンチも多数あるので、晴れた日は憩いのスポット。
ここでお弁当を食べて過ごすのもいいなぁ~。
さっそくお散歩で見つけた歴史遺構を紹介!
1、航路標識管理所 倉庫基礎
明治時代中頃と思われる3階建て煉瓦倉庫の基礎部分。
大岡川沿いの北仲通り6丁目には、明治2年(1869) 国内の灯台事業を取り扱う灯明台役所が設置。
※灯明台役所はのちに、灯台寮、灯台局、航路標識管理所と名称を変更。
構内には試験灯台、各種工場があったそうです。
2、航路標識管理所 煉瓦造導水管
基礎部分の下からは、導水管も発見されました。
横浜市役所のスタバの近くに展示されています。
航路標識管理所(旧灯台寮)の構内に埋設されていた導水管。
管の上部がアーチ形をしています。
3、大岡川 石積み護岸
こちらもスタバの近く。
開港から間もない文久2年(1862)頃に整備された 石積み護岸。
当時、現在よりも内側に位置していたそう。
明治2年(1869)に灯明台役所が設置されると、敷地の拡張で埋め立てられます。
※こちらは、発掘調査で確認された護岸の延長線上にあらたに積みなおしたもの。
現存する石積み護岸では最古級のものなんだとか。
4、北仲通大岡川下水口
横浜の土木遺産です。
明治初年、英国人技師プラントンの計画により陶管下水道が敷設。
明治14年、煉瓦造に改める工事が三田善太郎の設計により着手。
幹線は大・中・小のコンクリートを巻いた煉瓦造卵型管であったそう。
中下水にあたるものは、中区山下町内の各所で発見。
こちらも、その時代に着手された石造下水の排水口と判断される。
近くで、覗いてみよう!
5、大岡川河口護岸 荷揚場
こちらも横浜の土木遺産です。
2つの土木遺産は、市役所の水辺テラスよりさらに下にあります。
※ここは、大岡川河川再生事業で整備された「大岡川夢ロード」
明治初期、英国人技師プラントンの設計により石積護岸が整備。
大岡川右岸の護岸には水運のなごりを残す荷揚場、階段があったそう。
明治時代の階段、荷揚場といった構造物として首都園で唯一残されたものだそう。
6、横浜銀行集会所 建物基礎
横浜市役所の弁天橋近くで観察できます。
こちらは本町通りで、昔は古典主義様式の銀行が立ち並んでいた場所。
明治38年(1905)に建てられた、横浜銀行集会所(現・横浜銀行協会)の基礎部分です。
設計者は遠藤 於莵(えんどう おと)。
当時ヨーロッパで流行していたアール・ヌーヴォー洋式の建物。
関東大震災により倒壊。
基礎部分だけ見ても何だか分かりません。
でも、案内板を読むと当時の建物の写真がありました。
横浜市役所の地下にも歴史遺構がある!
アクセス方法で紹介した、馬車道駅から市役所に入った所にあります。
隅のほうにあります。
馬車道駅から来た場合は、エスカレーターに乗る前に見るといいね。
大正12年(1923)の関東大震災で隆起した地層。
※両脇のレンガ壁と地層上面はレプリカによる再現。
先ほどの基礎部分が残されていた、横浜銀行集会所の地下1階の床断面だそう。
地震により、突き上げられた床面が大きく盛り上がっているのが分かります。
まとめ
新しくなる前の市役所の内部は、昭和感がありました。
慣れ親しんだ市役所でしたが、めったに行く機会はなかったです。
新市庁舎は開放感あふれる気分になる場所なので、何度も足を運びたくなりそうです。
駅から近いし、展望や歴史遺構など見てのんびりできました。
今までは区役所のほうが利用頻度が高かったですが、逆転しそう。
散歩の通り道としても便利ですし、商業施設があるので飲食店も目当てです♪
※横浜市役所の商業施設「LUXS FRONT(ラクシス フロント)」の飲食店は夏頃オープン予定!
横浜市役所の情報
- 名称:横浜市役所
- 住所:横浜市中区本町6丁目50-10
- 開放時間:7:00~23:30
- 開庁時間:平日8:45~17:15
- 横浜市役所公式サイト