【横浜山手】本牧山妙香寺(君が代発祥の地・日本吹奏楽発祥の地)を訪問!元町からの徒歩アクセスは?

横浜山手方面にある「本牧山妙香寺」を訪問。
「君が代発祥の地」「日本吹奏楽発祥の地」の石碑があるとのことで散歩してきました。
元町から行ってみたので、歴史、見どころ、アクセスなどを紹介します。

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本牧山妙香寺の場所・アクセス

横浜山手方面の妙香寺台にあります。

横浜山手「本牧山妙香寺」元町商店街から妙香寺台までの地図(赤い矢印で徒歩ルート案内)

駅から徒歩での行き方は複数あります。
こちらで紹介するのは、元町商店街(元町ショッピングストリート)からの徒歩ルート(上写真)。
元町商店街から赤の矢印経由で、妙香寺台に行けます。

【最寄り駅】
*JR「山手駅」から徒歩15分(タクシー5分)
*みなとみらい線「元町中華街駅」から徒歩25分(タクシー10分)
(公式HP参照)

横浜山手「本牧山妙香寺」に行く途中の代官坂トンネルの様子

代官坂トンネル

元町通りからの行き方
  1. 元町商店街(元町ショッピングストリート)から代官坂を上ります。
  2. 坂の途中に、トンネル方面との分岐あり。
    代官坂トンネル側に進み、トンネルを抜けます。
  3. トンネルを抜けると「横浜市立元街小学校」があります。
    小学校を右手に坂を下って行きます。
  4. しばらく道なりに進むと、セブンイレブンのある道路の交差点に出ます。
    右に進めば「妙香寺」に到着。
    ※ちなみに交差点を右に進まず直進すると大通り(本牧通り)に出ます。
    本牧通りは、JR「石川町駅」側にある山手トンネルにも繋がっています。

他にも行き方があるので、今度別ルートも歩いてみたいなと思いました。

別ルート(一例)
*代官坂を上ったとこにある山手本通りから、代官坂の反対側の坂を下っても今回トンネル経由で行った「横浜市立元街小学校」に合流します。
*「山手公園」「キリン園公園」からついでに寄ることも可能。

本牧山妙香寺について

こちらのお寺は「君が代発祥の地」「日本吹奏楽発祥の地」です。

當山は「君が代発祥の地」、「日本吹奏楽発祥の地」であり、横浜における日本での西洋文明発祥の歴史を紐解く絶好の地であります。
また裏手には日本テニス発祥の地・「山手公園」があり、軍楽隊が奏楽を行った野外音楽堂も残されています。

(本牧山妙香寺公式HP参照)

横浜山手「本牧山妙香寺」前の電柱に「日蓮宗 本牧山 妙香寺」と国歌 君が代・日本吹奏楽 発祥之地との記載あり

お寺近くの電柱には「日蓮宗 本牧山 妙香寺」の案内あり。
『国歌 君が代・日本吹奏楽 発祥之地』とも書いてあります。

本牧山妙香寺の歴史メモ
814年(弘仁5年)真言宗の祖、弘法大師(空海)の創立とされ、本牧山東海寺と称していました。
その後、日蓮聖人の教化で日蓮宗に改宗。
東海寺から連昌山妙香寺となり、さらに現在「本牧山妙香寺」となっています。

本牧山妙香寺の見どころ!

「君が代発祥の地」「日本吹奏楽発祥の地」の石碑があります。

君が代発祥の地の石碑

横浜山手「本牧山妙香寺」の入口に国歌「君が代由緒地」の石碑

妙香寺の参道入口に「君が代由緒地」の石碑がありました。

国歌君が代の歴史メモ
  • 明治2年の秋
    英国公使館護衛のため横浜に駐屯していた英国陸軍常備歩兵隊第十番大隊付軍楽長ジョン・ウイリアム・フェントン氏が作曲。
  • 明治3年9月8日
    東京・越中島で行われた天覧調練のときにはじめて演奏される。
    薩摩藩楽隊による演奏とされています。
  • フェントンの作曲された君が代は欧州風のコラール調で歌いにくいため、明治9年の天長節を最後に廃止される。
    メロディーが洋風の為、日本人に馴染みにくく普及しなかったようです。
  • 明治13年
    現在の君が代が誕生。

薩摩の軍学生の宿舎が妙香寺に決定。
連日連夜フェントン氏から洋楽の教えを受けることになったとのこと。
ある日教師フェントンが伝習生に国歌の必要性を説いたのがきっかけとなり、砲兵隊長大山巌(後の大山元師)らが中心になってはたらきかけ、歌詞を選定し、フェントンに送り作曲を依頼。

横浜山手「本牧山妙香寺」にある国歌君が代発祥の地の石碑 横浜山手「本牧山妙香寺」にある国歌君が代発祥の地の石碑(石碑文字の部分をアップ)

こちらが「国歌君が代発祥の地」の石碑です。

鹿児島県(薩摩川内市入来町浦之名)の大宮神社にも「君が代発祥の地」があります。
そちらは歌詞発祥の地で、横浜はメロディー発祥の地になるようです。

日本吹奏楽発祥の地の石碑

横浜山手「本牧山妙香寺」にある日本吹奏楽発祥の地の石碑

「君が代発祥の地」の石碑の隣には「日本吹奏楽発祥の地」の石碑あり。

横浜山手「本牧山妙香寺」にある日本吹奏楽発祥の地の石碑裏の碑文裏側に碑文を発見。

碑文
明治2年(1869年)10月、薩摩藩の青年藩士30余名が当妙香寺に合宿し、英国陸軍第10連隊第1大隊所属 軍楽隊の指導者ジョン・ウィリアム・フェントン(John William Fenton)から吹奏楽を学んだ。これが日本人による吹奏楽団創立の序であり、吹奏楽活動の緒となった。
発祥から120年目にあたるこの年、日本吹奏楽が悠久に発展することを祈念し、ここに、吹奏楽界同志に諮りこれを建立、謹んで日蓮宗本牧山妙香寺に献呈するものである。

まとめると、明治2年に薩摩の軍学生が英国公使館付軍楽長フェントン氏につき、軍楽の指導を妙香寺で受け、これにより日本吹奏楽発祥の地と呼ばれるようになったようです。

ハマくま
本牧山妙香寺の公式HPにも詳しい歴史が書いてあり、歴史を調べることで「国歌君が代」と「日本吹奏楽」の発祥のつながりを知ることができました。

本牧山妙香寺境内の様子

最後に、妙香寺を散策したときの境内の様子をお伝えします。

横浜山手「本牧山妙香寺」の入口参道の様子

まずは正面入口の右には「君が代由緒地の石碑」。

中央に参道があり、奥に山門階段が見えます。

横浜山手「本牧山妙香寺」のお淨行様(浄行菩薩)参道脇に、お淨行様(浄行菩薩)。

横浜山手「本牧山妙香寺」の山門階段と脇にある坂道山門階段を登ります。

右に車も通れる坂があり、坂から行くこともできます。
行きは階段、帰りは坂を利用しました。

横浜山手「本牧山妙香寺」の山門山門に到着。

横浜山手「本牧山妙香寺」境内の様子(本堂が見える)

奥に本堂が見えます。

横浜山手「本牧山妙香寺」の山門と鐘楼

振り返ると、山門脇に「鐘楼」がありました。

横浜山手「本牧山妙香寺」にある吹奏楽発祥の地の石碑と国歌君が代発祥の地の石碑

山門から左方向に、目的の石碑を発見。

吹奏楽発祥の地の石碑(左)、国歌君が代発祥の地の石碑(右)です。

横浜山手「本牧山妙香寺」の本堂

本堂には階段を登った中央に献香炉があります。

横浜山手「本牧山妙香寺」の本堂と周辺の様子

少し離れた本堂を観察。

ちなみに本堂の両サイドに大黒堂、社務所などの建物あり。
裏手に墓地があるようでした。

横浜山手「本牧山妙香寺」の高台から見える景色

本牧山と名が付いているだけあって、高台から景色を眺めることもできました。

石碑を見るのが目的だったので、あとは周辺の景観を楽しんで、本牧山妙香寺の散策は終了。

まとめ

こちらのお寺の存在は、山手公園の歴史案内で知りました。
そのときに妙香寺が「君が代発祥の地」と知り、いつか行きたいと思っていました。
石碑を見るだけではありますが、静かな境内に癒されました。
違う季節にも、また訪れてみたいです。

ハマくま
観光スポットである元町や山手本通りからやや歩きますが、もし興味があるなら、散歩がてら、ふらりと寄ってみるのも良さそうです。

お寺の情報

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