洋菓子で有名な不二家は横浜生まれです。
関内駅に近い伊勢佐木モールにある「横浜センター店」を訪問。
こちらは不二家の中で、1番古くからあるお店になります。
ショートケーキが無性に食べたくなり、レストランで食事と一緒に注文。
クリスマスケーキも予約購入しました。
※不二家横浜センター店は、建物の老朽化に伴い2023年8月20日(日)をもって一時閉店になりました。しばらくの間は、仮設店舗で営業しています。
2023年9月1日(金)から営業している仮設店舗の様子。
一時閉店した店舗の4件ほど隣。
パンのチェーン店「ヴィドフランス伊勢佐木町店(閉店)」があった場所です。
不二家横浜センター店の場所
最寄り駅はJR・市営地下鉄「関内駅」。
JR「関内駅」北口より徒歩約5分。
北口を出て左に行くと、マリナード地下街に降りれます。
地下街経由で、イセザキモールの正面入り口に出ることができます。
イセザキモールをまっすぐ進むと、左手にお店が出現。
先に有隣堂本店(本屋)があり、その4~5軒先にあります。
不二家の向かいは、JRAエクセル伊勢佐木。
近くにユニクロとダイソーの入る建物もあります。
有名な建物として他に、横浜山手のエリスマン邸があります。
※エリスマン邸は、山手西洋館のひとつ。
てことは歴史的建築物だよねと、まじまじと眺めてしまいました。
不二家の歴史
全国で有名な老舗ブランド「不二家」は、実は横浜発祥。
銀座のイメージがありますが、横浜の元町で創業しました。
レストランやショップの壁に、昔の写真が飾られていました。
元町店はもう無いので、こちら伊勢佐木町の不二家2号店が、現存している最古のお店となります。
- 明治43年(1910)
藤井林右衛門が25歳のときに横浜元町に小さな洋菓子店を開店。 - 大正11年(1922)伊勢佐木町店開店。
- 大正12年(1923) 8月に銀座6丁目店開店。
同年9月関東大震災により銀座、伊勢佐木町、元町の各店焼失。
銀座店は開店してすぐに大震災とはお気の毒です・・・
銀座、伊勢佐木町店はバラック建てで再開。
元町店は閉店。
※元町店のあった住所は、現在「喜久家洋菓子舗」のお店です。 - 昭和12年(1937) 伊勢佐木町店を新しく開店(現横浜センター店)。
昭和25年(1950)不二家のキャラクターであるペコちゃん誕生。
店頭人形としておなじみですね。
季節のファッションにも注目してしまうペコちゃん。
定番服はオーバーオール。
チャームポイントは、ほっぺに出している舌。
お菓子が大好きな女の子で永遠の6歳なんだそう。
時代を感じるペコちゃん人形も売っていました。
不二家(ふじや)の由来
不二家という屋号は、1910年(明治43年)、創業者・藤井林右衛門(ふじい りんえもん)が、外国人居留地に近い横浜・元町に、小さな洋菓子店を開いたときに名づけられました。
自身の「藤井」姓や、外国人にも良く知られた日本一の山である「富士山」(不二山)にちなむとともに、「不二」という言葉には「二つとない存在でありたい」という、25歳の林右衛門の願いと気概が込められていました。
当時まだ横浜でも珍しかった洋菓子が、これからは日本でも人気が出てくるだろうと見込んでの開業でした。
林右衛門が切り開いた不二家の歴史は、まさに二つとないものでした。(不二家公式HP参照)
不二家の企業マークはF。
「FUJIYA」のFであるとともに、5つの意味もあるようです。
*Familiar(親しみやすい)
*Flower (花)
*Fantasy(夢)
*Fresh(新鮮な)
*Fancy(高級な、かわいらしい)
今はもうありませんが、京急「日ノ出町駅」前にあった不二家も懐かしい思い出です。
※京急「日ノ出町駅」は野毛の方にありますが、イセザキ・モールから徒歩で行くことも可能。
レストランのランチメニュー
メニューは変更するかも知れないので、おおまかに紹介。
外には、食品サンプルのディスプレイがあります。
ミニサイズのペコちゃん人形も飾られています。
ランチメニューの看板が店頭に置いてありました。
平日の日替わりランチが人気のようです。
ハンバーグがおいしそう。
店内には、他にもメニューがいろいろ置かれていました。
グランドメニュー、季節のメニューなど。
不二家といえば、甘いものなので、デザートメニューを載せておきます。
ホットケーキ、あんみつ、ケーキ、パフェなど。
パフェは、ミルキーソフトクリームと書いてあります。
詳しくメニューを知りたい場合は、不二家レストラン公式HPご確認ください。
店内の様子
中に入ると、ショップの奥にレストランがあります。
奥行きのある店内。
ケーキがたくさん並ぶショーケースは魅力的。
レストランで食事した後に、ケーキ土産も買いたくなっちゃう。
不二家のキャラクターお菓子もいろいろ売っています。
アンパンマンのお菓子もありました。
こちらでたまにカットケーキを購入することはありますが、レストランはかなり久し振り。
入り口付近にはペコルーム。
ペコちゃん、ポコちゃんのかわいいイラストがほのぼのとします。
レストランでは、誕生日・記念日のバースディサービスもあります。
客層はさまざまで、訪問時は年配の方もけっこう訪れていました。
子供からお年寄りまで愛されているお店ですね。
食事&ケーキを楽しむ
ケーキを食べに来ましたが、お昼の時間帯だったので食事系も注文。
呼び出しボタンの絵もペコちゃん。
ドリンクバーもあります。
コンビネーションプレート
平日ランチタイムに行ったのに、なぜかグランドメニューから選択しちゃった。
コンビネーションプレート(1,190円)。
※値段は税抜き価格
お子様ランチ風で、グラタンとスパゲッティ両方食べれるのに惹かれての注文。
スパゲッティーペスカトーレ&海老とチキンのマカロニグラタンです。
スープはセルフスタイル。
ミニデザートは、ジョージアヨーグルトにナタデココが入っていました。
華やかですが、量は思ったより少な目なので、まあまあでした。
次はお得なランチセットメニューでも選ぼうかな♪
イタリアンショートケーキ
不二家といえばショートケーキ。
それも豪華なイタリアンショートケーキ(580円)が好き。
人気の定番!これが食べたかったんです~。
クリームたっぷりで、うれしくなっちゃう♡
メニューを眺めていたら、不二家のホットケーキも食べてみたくなりました。
クリスマスケーキ
久し振りに、不二家のクリスマスケーキも買いました。
期限までに決まった価格以上のホールケーキを予約すると、不二家のクリスマスプレートが付きます。
今回は、間に合いませんでした。
クリスマスアソートケーキのにぎやかさに一目ぼれ。
当日だと売り切れる可能性あると思い、予約して購入。
ローソク3本付いていました。
8個のカットケーキ(種類は6種)の組み合わせ。
ちょうどホール型になります。
*ミルキーケーキ
*ストロベリーケーキ
*チョコレートケーキ
*レアチーズケーキ
*マロンケーキ
*宇治抹茶ケーキ
ケーキの上にマカロンやクリスマスらしいチョコが付いています。
どれ食べようか選ぶのが楽しかったですよ。
まとめ
不二家は昔からある地元ファミレスのイメージ。
全国にあるので、当たり前すぎてあまり注目していませんでした。
ですが、横浜の歴史的視点から訪れてみたら、不二家の良さが見えてきました。
歴史の面影を求めて、店内をキョロキョロと見渡してしまいましたよ。
イセザキモールのお店は、歴史証人としていつまでも残ってほしいです。
伊勢佐木町での買い物や散策ついでに寄れます。
お店の情報
- 店名:不二家 横浜センター店
- 住所:横浜市中区伊勢佐木町1-6-2
- 営業時間:洋菓子10:00~22:00、レストラン11:00~22:00
※営業時間は当面短縮してたりするので、公式HPご確認ください。 - 定休日:無休
- 不二家公式サイト
「ミルキーはママの味」のキャッチフレーズが有名ですね。
ミルキーソフトクリームも食べてみたいな。