横浜総鎮守 「伊勢山皇大神宮」桜木町駅からのアクセスと社殿、お守りを紹介

伊勢山皇大神宮とランドマーク

「関東のお伊勢さま」として親しまれている伊勢山皇大神宮(いせやまこうたいじんぐう)に行ってきました。
桜木町駅から歩いて行くことができる高台にある神社です。
初詣のときは多くの人で賑わいますが、普段は静かで落ち着いた場所なので、静寂のなかで神聖なひとときを過ごすことができます。
ゆっくりお参りしたいなら、なんでもない日に行くのもいいかも。

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桜木町駅からのアクセス(歩いて10分ほど)

JR桜木町駅北改札口を出ます。

桜木町駅北改札西口側の外観

北改札西口側の出口

改札を出て、左手の西口側(みなとみらいとは反対)に出ます。

駅を出たら右に曲がり、国道16号沿いを歩いていきます。

紅葉坂の橋

国道16号沿いを歩いて、最初の交差点を左に渡ると紅葉坂になります。

信号渡ったら「もみじはし」があります。進んで行こう!

伊勢山皇大神宮の標識案内

途中信号を渡り少し坂登ると目印となる看板がありました。
伊勢山皇大神宮まで280m。ここから本格的な登りがはじまります。

坂道で疲れたらちょっと振り返ってみて!上の方まで行けば、ランドマークタワーが見えたりもするよ。

伊勢山皇大神宮の入口

エッホ、エッホとひたすら登ると右手に伊勢山皇大神宮が見えてきます。
やっと着きました~。

電車で行く場合
JR・市営地下鉄「桜木町駅」徒歩10分
京浜急行   「日ノ出町駅」徒歩10分
みなとみらい線「みなとみらい駅」徒歩15分

伊勢山皇大神宮の駐車場は参拝者無料ですが、年末年始は使用できないです。

伊勢山皇大神宮を案内します

伊勢山皇大神宮の案内の看板

伊勢山皇大神宮の案内図。一の鳥居をくぐった途中にあります。

伊勢山皇大神宮の歴史
横浜は開港後貿易が盛んになったことで、他県からの移住者が増えてくる。
また多くの外国文化が横浜に入ってくるようになる。

時の神奈川県知事は人々の心をひとつにして、外国との国柄の違いを胸に刻み、国家の鎮護を祈ることを目的に政府に願いでて、国費で伊勢山皇大神宮が創建される。

明治4年(1871)社殿や境内が竣工されたときは横浜の街をあげてのお祭りとなる。移住者の多い横浜はここで横浜市民としての自覚が目覚め、はまっこの言葉が生まれたともいわれます。

ハマくま
ここの地名はもとは野毛山だったけど、お伊勢さまが来たことで伊勢山になったんだって。

表参道

御影石でできた社号標

表参道入口に立っている「社号標」。昭和48年(1973)に鎮座100年を記念して奉納されたもの。
高さは台座含め3mあります。

入口付近からの一の鳥居

表参道にある一の鳥居

手前の碑は「伊勢山碑」明治7年(1874)建立。
この地に伊勢山皇大神宮を勧請した経緯が記してあるそうですが読めないです(汗)。
※勧請(かんじょう)・・神仏の分身を他の地に移して祭ること。

そのお隣は「蒋公頌徳碑」昭和61年(1986)建立。
日本の戦後処理の際に布告された「以徳報怨(いとくほうえん)」と記されています。
※以徳報怨・・・老子の言葉で「怨みに報いるに徳を以ってせよ」という意味だそう。

一の鳥居をくぐった左手にあります。

万葉歌碑

さらに階段登って少し先に「万葉歌碑」がありました。
昭和63年(1988)に建立。横浜に縁がある文化功労者 犬養孝の書で、全国に50基ある歌詞のうちの1つ。
手前のボタン押すと曲が流れます。

静けさのなかで、音楽が流れるとはずかしい~~~。

広場から見える二の鳥居

ちょっとした広場もあります。奥に二の鳥居(総ヒノキ)が見えます。

手水舎

二の鳥居をくぐったら左手に手水舎があります。

近くには参拝前の手水(ちょうず)の作法が書いてありました。

キッコーマンの奉納品

キッコーマンの奉納品があります。

常夜灯とソメイヨシノの木

常夜灯「照四海(しょうしかい)
明治15年(1882)に建設され、関東大震災で損傷して再建。
その後も昭和32年(1957)に野田醤油株式会社(現・キッコーマン)が修繕に関わったりしてます。
現在はLEDの電球が使用されているとのこと。

そばにソメイヨシノの木があり、伊勢山皇大神宮は桜の名所でもあります。

お焚き上げの場所

手水舎の横に階段があり、その先はお焚き上げ(おたきあげ)の場所です。

慰霊碑

お焚き上げから少し下にある「表忠碑」。
日露戦争戦没の横浜商業学校出身者の慰霊碑で、題字は陸軍大将である乃木希典(のぎまれすけ)の書だそうです。

伊勢山皇大神宮の社殿に到着

注連柱とその奥の社殿

注連柱(しめばしら)をくぐると本殿がみえます。
※注連柱は二本の石柱に注連縄を張っています。神社の鳥居の原型ともいわれる。

伊勢山皇大神宮の柱は日本の中で一番大きいそうです。

それでは、お参りしてきます。

御祭神
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
皇室の祖神様(そしんさま)で三重県にある伊勢神宮の内宮の御祭神と一緒。

日本の神話である「天岩戸(あまのいわと)」で岩戸に隠れた太陽の神様。

参拝の仕方・・2礼2拍手1礼

伊勢山皇大神宮の新しい社殿

横から新しい御本殿が見えました。
2020年に伊勢山皇大神宮は創建150年を迎えます。

三重県の伊勢神宮より第62回式年遷宮で建て替えられた旧社殿(内宮西宝殿)をそのまま譲与してもらい、新たな本殿となりました。
※式年遷宮・・伊勢神宮では20年に一度建て替えるしきたりがある。

社殿をそっくりそのまま移築するのはめったにないことなので、伊勢神宮にあった社殿かと思うと横浜市民としてうれしいです。

参拝場所からの大神神社磐座

社殿の隣にある「大神神社磐座(おおみわじんじゃいわくら)」。
大国主大神の和魂(にぎみたま)の大物主大神が宿っているといわれる岩(磐座)。
奈良県三輪山の大神神社の御分霊。

※大神神社・・ご祭神の大物主大神が山に鎮まる三輪山を拝する日本最古の神社。

参拝場所からの杵築宮と子之大神

さらにその隣にも。

杵築宮(きづきのみや)
大国主命(おおくにぬしのみこと)、豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)、須佐男命(すさのおのみこと)、月讀命(つきよみのみこと)、住吉三柱大神(すえよしみはしらのおおかみ)を祀っている。

子之大神(ねのおおかみ)
野毛地域の氏神様。元々は野毛町4丁目に鎮座していた。第二次世界大戦の戦禍で、昭和26年(1951)より杵築宮と一緒に祀られる。

ハマくま
なんだか八百万の神様がたくさん集合してるね。

お守りを紹介します

お守りの一覧とおみくじ場所

上を見上げるといろんなお守りの案内がありますよ。
おみくじや絵馬もどうですか?

キティちゃんのお守り

かわいいキティのお守りをみつけたよ。

横浜をイメージしたデザインで、カモメとガス灯(日本ではじめての街灯が横浜から誕生)。
キティは港ヨコハマらしく水兵さんの恰好で、ピンクの方は赤い靴を履いて、青い目のお人形を抱っこしてます。
健康守りだそうです。

買おうかなと思ったけど「ちょっと私には子供っぽいかな~」だったので別なのにしました。
でも横浜らしくて、ここにしか売ってないから記念にいいかも。

裏参道

裏参道の降り口

本殿と社務所の横にある、裏の参道を通って帰ります。

裏参道の手水舎

裏参道にある手水舎。表参道とはまた違った佇まいです。

奥の庭に茶室と「彰忠碑」・・日清・日露戦争戦没陣亡軍人の招魂碑があります。
中に入れなかったので、ちょっと見えずらいです。

裏参道の入り口

裏参道の入り口に降りてきました。

紅葉坂からランドマークの景色

裏参道の入り口を出て、道路のある歩道を右に曲がると、伊勢山ヒルズ(結婚式場)があります。
そのまま真っ直ぐに進み紅葉坂を下っていくと、行きの道に合流します。

紅葉坂を下り、信号渡って高架下通ればみなとみらいだよ。

紅葉坂を下る途中の脇道から、掃部山公園に寄ることもできます。

井伊直弼の銅像とランドマークタワー

掃部山公園のアクセスと歴史を紹介!桜や紅葉の季節にまた訪れたい場所

2020年5月7日

買ったお守りを公開します

伊勢山皇大神宮で買ったお守りは?

購入したお守りと伊勢山皇大神宮のしおり

福守り1000円を購入しました。
やさしい水色にピンクの桜の花模様、鈴も付いていて素敵です~。

社紋が桜の花なんですよ。

もらった参拝のしおりには、伊勢山皇大神宮の詳しい説明も書いてあります。

まとめ

子供の頃から時々参拝していた伊勢山皇大神宮について調査してみたら、ますます身近に感じてしまいました。
紅葉坂からの登りがちょっと大変かも知れませんが、それでも桜木町駅から10分程です。
散歩がてら関東のお伊勢さまに会いにいらしてみてください。

ハマくま
お参りの帰りはちょっと寄り道、みなとみらいでカフェもできちゃうよ。

神社の情報

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