みなとみらいの新港地区側にある馬車道駅近くの「荒井屋万國橋店」。
牛鍋の老舗で、本店は伊勢佐木町にあり、横浜駅のそごうにも支店がオープン。
万國橋店は、観光地にあるので寄りやすいと思います。
横浜といえば、文明開化とともにはじまった牛鍋も発祥グルメ。
平日のランチメニューは、牛鍋がお手軽に食べれました。
荒井屋万國橋店の場所
最寄り駅は、みなとみらい線「馬車道駅」。
「馬車道駅」6番出口(赤レンガ倉庫口)より徒歩約1分。
※改札口からだと約3分くらい。
6番出口を出たら、万国橋通りをまっすぐ進むだけ。
道路を挟んで左側に、横浜第二合同庁舎が見えます。
上写真の信号を渡れば、お店に到着。
道路を挟んで反対側にチョコの人気店「バニラビーンズ本店」があります。
近くのホテルとして「アパホテル&リゾート横浜ベイタワー」の白い高層ビルも見える。
お店を通り過ぎて、そのまままっすぐ進むと万国橋が出現。
橋を渡れば、みなとみらい新港地区です。
赤レンガ倉庫に行く途中にあるので、こちらでランチをしてもよさそう。
荒井屋のすぐ近くには、観光スポットとして海岸通りに「日本郵船歴史博物館」があります。
店先にメニュー表が置いてあるので、店内に入る前に確認できます。
とくに予約しなくても入れました。
暖簾をくぐり、外通路のエントランスから玄関に向かいます。
荒井屋の店舗
お店は横浜市内のみで、全4店舗あります。
*荒井屋本店(曙町・伊勢佐木モール寄り)
*荒井屋万國橋店(馬車道駅の近く)
*荒井屋そごう横浜店(横浜駅東口)
*ARAIYA NEST(神奈川区鶴屋町)
牛鍋と荒井屋の歴史について
荒井屋といえば牛鍋の名門店。
安政6年(1859)横浜が開港したことで、西洋の文化として食肉文化が流入してきました。
牛鍋の文化もはじまります。
はじめは数件しかなかった牛鍋屋。
政府の牛肉推奨もあり、明治10年頃には高級料理店でも扱われるようになったとか。
明治4年に明治天皇が自ら牛肉を食されたことでブームとなったそう。
明治28年伊勢佐木町の界隈に牛鍋屋「荒井屋」が誕生。
当時、横浜へ物見遊山にきた人々がご当地名物を食べようとお店を訪れたそう。
公式HPを参考に、お店の歴史をまとめてみました。
- 初代・荒井庄兵衛は東京生まれ。一旗あげようと横浜へ。
- 明治28年(1895) 横浜市中区曙町(旧久方町)に牛鍋屋(荒井屋)を創業。
- 大正12年(1923) 関東大震災に見舞われ被害を受けるもただちに復旧。
- 昭和18年(1943) 戦時統制令により国民食堂となる。
- 昭和20年(1945)横浜大空襲により消失。
二代目は町内会長として消火作業にあたり行方不明になる。
残された家族は、荒井屋の再建のためすいとん屋として出直す。 - 昭和24年(1950) シベリアから帰ってきた長男が3代目を継ぐ。
その後は、どんどんお店を発展させています。 - 平成19年(2007) 「荒井屋万國橋店」をオープンさせる。
荒井屋の歴史は、公式HP(荒井屋とは)に詳しく記載されており、なかなか興味深いです。
店内の様子
格式を感じる広い玄関で、靴を脱いで上がります。
靴は、係りのスタッフが下駄箱に入れてくださいました。
玄関の外には、鍵付き傘立てもあります。
廊下を歩いて、席に案内されます。
1人でも落ち着きそうなテーブル席もあります。
仕切られたお部屋がいくつかありました。
案内された席にもよると思いますが、畳の部屋でしたので、他のお客さんがいない間は、個室のような雰囲気を味わえました。
注文したのはランチ定食ですが、懐石料理のほうが似合いそうなお部屋。
記念日など、お祝いのときに利用するのもよさそう。
とても快適な空間でした。
平日ランチメニュー
平日のランチが、お手軽に食べれるお値段なので訪問。
散歩しているときに、外に置かれた平日ランチメニューを眺めて、これ食べたい!と思っていました。
どれも千円台で食べれるので、お得感があります。
土日祝も少し高くなりますが、ランチあります。
- 牛鍋定食
- すきやきサラダ定食
- 牛まぶし焼き丼
- 牛挽きステーキ(ハンバーグ)
- ランチ開化丼
プラス料金(700円)で、お刺身を付けることもできます。
メニューは他にもビフテキ丼、しゃぶしゃぶなどあります。
コースの牛鍋だとあおり、特選、特選霜降りなど肉によりお値段が違うようでした。
万國橋店限定メニュー「開化牛鍋膳」も魅力的です。
目の前で煮る、本格的な牛鍋を楽しみたければ、こちらの方がおすすめかも。
いつか食べてみたい。
その月の一品料理もありました。
公式HP(荒井屋万國橋店メニュー)も参考にしてください。
注文したランチを紹介
2人で訪れ、牛鍋とハンバーグのランチ定食を選択。
初訪問なら、やはり横浜名物の牛鍋がおすすめなのでは!
席に着くとお茶とおしぼりが用意されます。
牛鍋定食
ご飯と味噌汁は、蓋をした状態で運ばれてきました。
具は、牛肉、豆腐、長ネギ、しらたき、飾りの絹さや。
そして、生卵とお新香。
ご飯と味噌汁(しじみ)はおかわり自由です。
しじみがけっこうたくさん入っていました。
甘辛い味で、すき焼きみたい。
ふと、牛鍋とすき焼きはどう違うのかが気になりました。
*すき焼きは、 鉄鍋に牛肉を焼いてから割り下で煮る。
※牛鍋は、関東風すきやきの元祖といった感じのようです。
手軽に荒井屋さんの牛鍋を楽しめるという意味では、満足度の高いランチでした。
牛挽きステーキ(ハンバーグ)定食
連れが注文。
牛挽きハンバーグステーキもおいしそうに感じました。
1切れもらいましたが、こちらもいいね。
和牛100%使用。
ソースは、生姜風味の醤油ダレです。
ポテトフライと人参、クレソンで見た目が洋風な感じですが、和の味。
こちらはフレッシュなサラダが付きます。
デザートのアイス
せっかくなので、ゆっくりしたくて食後のデザートも注文。
新しくお茶を運んできてくださりました。
すだちシャーベット(330円)。
さっぱりしたさわやかな味。
黒豆きなこのアイスクリーム(330円)。
濃厚な味で黒豆も入っていて、とても美味です。
荒井屋のお土産は?
レジの所に、お土産が売っていました。
お土産として、自家製牛肉佃煮、ハンバーグステーキ(パック)など。
自宅ですきやきを楽しむ用のお肉もあるみたい。
荒井屋さんなら、贈答品としてもよさそう。
公式のオンラインショップで購入できます。
持ち帰り弁当もあるようなので、気になる方は確認してみるとよいかも知れません。
まとめ
牛鍋は、横浜発祥グルメのひとつ。
横浜の老舗牛鍋店としては「荒井屋」「太田なわのれん」「じゃのめや」が有名です。
荒井屋万國橋店は、みなとみらいに近い場所にあるので、遊びに行く途中に寄れます。
一般的に牛鍋は高級なイメージ。
しかし平日ランチは、リーズナブルな価格で楽しめるのでうれしい。
お店は高級感がありますが、入りやすかったです。
値段をあまり気にしないなら、奮発してコース料理を堪能するのもよさそうです。
お店の情報
- 店名:荒井屋万國橋店
- 住所:横浜市中区海岸通り4-23 相模ビル1階
- 営業時間:【昼の部】平日11:00~14:30(L.O.14:00)、土日祝11:00~15:30(L.O.15:00)
【夜の部】17:00~20:00(L.O.19:00)
※営業時間は変更する可能性あります。 - 定休日:月曜不定休
- 駐車場無し
- 荒井屋公式サイト
本店でも、牛鍋食べてみたいな。