横浜中華街にユニークな水族館があるのはご存じですか?
中国南の島の小学校がモチーフの水族館で「ヨコハマおもしろ水族館」と「赤ちゃん水族館」です。
水族館はそんなに広くはありませんが、400種10000匹の魚が暮らしています。
おもしろ水族館という名だけあってダジャレの水槽があり、クイズ形式になっていたりします。
笑いのある、なかなか楽しめる水族館でした。
※2021年11月23日(火)をもって閉館しました。
※2022年3月26日(土)より跡地は「横浜開運水族館 フォーチュンアクアリウム」として開業しています。
ヨコハマおもしろ水族館のアクセスと場所
チャイナスクエアビルの3階にあります。
写真奥に見える善隣門の近くです。
中華街大通りを少し歩くと、右手(善隣門から歩いてきた場合)に水族館の看板が見えます。
メイン通りの青い建物を目指そう!
チャイナスクエアビルにある路地を奥へ進んでいくと、エレベーターや階段があります。
3階に行けば目的の水族館に到着。
・JR「石川町駅」中華街口より徒歩5分
・みなとみらい線「元町・中華街駅」2番出口より徒歩8分
フロアマップ
3階のフロアマップです。
水族館の他にも、おもしろ商店街、占いのやかた、中国茶のお店などあります。
「おもしろ水族館」と「赤ちゃん水族館」の2つを楽しめます。
最初におもしろ水族館を見学し、赤ちゃん水族館に向かいます。
水族館の営業時間・入場料
基本、年中無休です。
営業時間
平日 10:00~18:00(最終入場17:30)
土日・祝 10:00~20:00(最終入場19:30)
※春休み、GW、夏休み、冬休み期間は平日も20:00まで。
入場料金
入場料金 | |
大人(中学生以上) | 1,500円 |
子供(4歳以上) | 750円 |
シルバー(65歳以上) | 1,100円 |
障害者手帳お持ちの方(付き添い1名も同一料金) | 750円 |
割引情報
JAF会員カードやみなとぶらりチケットを提示で大人200円引き、子供100円引き。
前売り券購入(コンビニや専用アプリ)で大人200円引き、子供100円引き。
※他にもあるので、詳しくは水族館の公式ホームページで確認してください。
おもしろ水族館の見どころ
受付でチケットを購入したら、水族館に潜入!
入り口は、小学校の門になっています。
小さな中国の南の島の小学校をイメージしましょう。
クイズ形式の水族館です
まずは校門を入ったとこに、下足箱の水槽があります。
水族館のほとんどの水槽には、魚に関するクイズが出題されています。
水槽の前には、おもしろペンとその横に青○、黄△、赤□ のマークのプレートがあるよ。
3択クイズを考えて正しいと思うマークにペンでタッチ!
正解ならペン先がピタッと吸いつき、反発したらはずれです。
キャラクターを探そう!
下足箱の隣の大きな水槽には、サンゴと魚達が仲良く暮らしています。
この水槽にぜひ注目したい魚が!
ジャーン、ヨコハマおもしろ水族館のキャラクターだよ!
モンツキカエルウオという名前です。
写真では青っぽく見えちゃいますが、ほんとうの体の色は白っぽい灰色に赤い斑点。
探しましたが、サンゴの奥に隠れているのか見つからなかった。。。
実験水槽が面白い!
実験ゾーンというネーミングの水槽があちこちにありました。
その一部を紹介。
カレー水槽「カレー?ライス」
3種類の砂で、カレイとヒラメはどの砂が好きか?という実験。
ちゃんと好きな砂の上で、休憩してるんですよ。
カレイがライスの上に乗ったらカレイライスの出来上がり!
たこ焼きの水槽
たこ焼き器に入れる大きさのタコが、ソース容器の後ろに隠れてました。
タコは縄張り意識が強いので、ケンカしないように1匹しか水槽にいないそうです。
お隣は便器が置いてありますが、ナマコの水槽です。
砂の中の何を食べているか?がクイズでした。
サボテンの水槽→ケヤリムシをサボテンの花に見立てて紹介。
野菜をたべよう!水槽(特別展示)
アイゴやハギの魚は海藻を食べるけど、キャベツなどの野菜をあげてる水族館もあるそう。
いろんな野菜をあげてみた実験結果が発表されているよ。
食べた野菜のレプリカの中を優雅に泳いでいました。
紹介しきれないけど、いろんな実験水槽が楽しい☆
寿司とか数字に関する魚
寿司屋水槽
お寿司屋でお馴染みの魚ばかりがいますが、ちょっと待って!
水槽には、食べれない生き物がまじっているよ~。
数字クイズの水槽
1~10の数字にちなんだ魚が集められています。
魚の色や模様、形がヒントです。
なんでこの数字のとこにいるのかが学べちゃう。
サンゴの水槽
学校の手洗い場所に、チビアザミサンゴ水槽。
沖縄の恩納村(おんなそん)からお借りしたサンゴをここで育てているそうです。
サンゴが育つためにはキレイな水と強い光が必要で、ここではキレイな水をつくる機械と特別なライトを使用。
元気に育っているそうで、サンゴが大きくなったら沖縄の海に戻るらしいです。
比較すると面白い魚
上の写真は、家族でも似てないという魚の水槽です。
親子、オスとメスでまったく似てない生き物が集まっています。
ものまね水槽
*海藻や岩に似た姿の魚
*毒を持ってないのに毒のある魚にそっくりの魚
身を守ったり、小魚を待ち伏せしたりするそう。
ふしぎ共生の水槽
うつぼと仲良しの小さい海老(アカシマシラヒゲエビ)を探そう!
うつぼの体についた寄生虫や口についた食べかすを食べてくれるそう。
おもしろかったのはハゼとエビの関係!
エビは巣穴ほり担当(ハゼは巣穴に住ませてもらう)
ハゼは見張り役(外敵から守る)
期間限定水槽もあるよ
期間限定展示の水槽があります。
期間限定ということで、さまざまなおもしろ水槽が出現するみたい。
クリスマス、バレンタイン、ハロウィンなどそのときどきの季節イベントも登場。
巨大プランクトンのいる水槽
プランクトンは小さいだけじゃない!
ということで、大きなプランクトンであるクラゲが展示されていました。
※水族館は魚のためにも写真撮影はフラッシュ厳禁!薄暗くてうまく撮影できなかった写真はボツにしました。
飼育員いちおしは深海生物!
オオグソクムシがたくさんいます。
ダンゴムシやフナムシの仲間のなかでは日本最大種。
魚の死骸や弱って動けない生き物を食べることで「海の掃除屋」とも呼ばれます。
水槽の下から顔を出してみて!オオグソクムシと記念写真が撮れます。
ダンゴムシ系が苦手な人はギョッとしちゃうかも。
手で触れるコーナーもありました。
水族館の目玉は、白いオオグソクムシ。
ヨコハマおもしろ水族館名誉館長と深海プロジェクトディレクターが白いオオグソクムシを発見しました。
とても貴重で、めずらしいらしい。
通常は茶色の体であることからアルビノ(突然変異や遺伝などで、色素がない)ではないかと判断されています。
<日本初公開>暗幕の水槽から観察することができます。
名前は「しろまる」です。
おさかなショーは必見!
餌付けのショーがあります。
岩に見えるけど、この水槽にはオニダルマオコゼが7匹。
オニダルマオコゼに似せた岩が3つあります。
エサの時間に本物はどれだ!と当てるクイズがありました。
本物ならエサが顔の前にくると、すごい早技でバクッと食べます(必見!)。
おさかな合奏水槽
水族館の中で一番大きい水槽です。
30分に一度歌う?のですが、ある仕掛けがありますよ。
中華街竜宮城水槽もあり、サンゴと魚が色鮮やかでほれぼれと見学。
危険度1000パーセント海のおそろしい魚
猛毒な生き物がいる水槽
水槽のまわりの鉄格子が、怖さと好奇心をそそります。
ドクロマークの危険レベルが5段階で表示。
海で出会った場合に備えて、症状と処置方法も説明されています。
いったいどんな魚がいるのか?水族館で確認してくださいね。
童謡でおなじみの魚
おもしろ水族館の最後の水槽。
童謡水槽
めだかの学校です。
めだかと学校、そのまんまの世界に癒されます。
ヒメダカ・・目が大きく、頭の上側に飛び出していることで、メダカ(目高)と名が付いたそう。
エビ天丼というダジャレ水槽もあったよ!
赤ちゃん水族館の見どころ
赤ちゃん水族館は、舞台が幼稚園です。
下足箱と廊下にいる魚
下足箱には、なかなか見れない魚の卵が集められています。
廊下は海の魚を中心に、魚の赤ちゃんがいる水槽が並んでいます。
そしてお子様トイレも注目!
子供トイレなので気が付きませんでしたが、トイレの中にも水槽があるみたいです。
後日、パンフレットをじっくり見て気が付いたよ、、、
ウミガメの赤ちゃんに会おう♡
ウミガメの赤ちゃん水槽(ウミガメの産卵場所をイメージした水槽)。
かわいいウミガメの赤ちゃんが2匹いました。
大きくなったら海のある場所へ帰るそうです。
水道の蛇口もカメの形になっており、こだわりを感じます。
水族館に子供の遊べるキッズルーム!
さすが幼稚園の水族館。
ジャングルジム、滑り台にも水槽があり、遊びながら魚を観察できます。
※6歳までの子供が遊んでOK!
こちらは、赤ちゃんと思いきや大人の魚もいました。
水槽が幼稚園のロッカーの中にあったり、本棚には絵本が置かれてたり、水槽だったり、、、
子供が楽しく魚を見れるように工夫されててすごい。
養殖の魚もいます。
どれどれ、絵日記風の魚の紹介に興味深く読んでしまいます。
再び実験水槽が登場!
赤ちゃん水族館にも実験水槽がありました。
ウメボシイソギンチャクが弁当を模したごはんの上にいます。
まるで梅干し!
刺激をあたえると、赤ちゃんイソギンチャクを口から出すことがあるそう。
イソギンチャクを増やしてみようという実験らしい。
実験の開催時間と合わなくて見れませんでした、残念!
水族館のお土産ショップ
出口付近は、お土産売り場です。
水族館にいたオオグソクムシのぬいぐるみがたくさん置いてありました。
「しろまる」もいます。
う~ん、あまりほしくないけど、好きな人もいるよね。
他に海の生物のかわいいぬいぐるみもあるよ。
水族館のギャグおみくじを引いたよ
私のお土産はおみくじです。
おもしろ水族館に神社がありました。
白いオオグソクムシが祀られているという、ちょっとしたお遊び神社です。
のりで、ギャグおみくじを1回100円で引きました。
今日の私はフグだそうで、なかなか面白いことが書かれていました。
いいね!フグの他はどんなのあるか読んでみたくなったよ(笑)
まとめ
横浜中華街は、飲食店や占いのお店が多いです。
「何かおもしろい施設を見学したい!」と思ったときに訪れるといいと思います。
所要時間は、小規模水族館なのでささっと見たら、すぐに見終わってしまいます。
逆にまじめにクイズを解いたり、じっくり見たりしていると1時間以上はかかります。
施設の情報
- 名称 :ヨコハマおもしろ水族館 赤ちゃん水族館
- 住所 :横浜市中区山下町144 チャイナスクエアビル3F
- 開館時間:平日10:00~18:00(最終入場17:30) 土日祝日10:00~20:00(最終入場19:30)
春休み、GW、夏休み、冬休み期間は全日が休日時間(サイト確認) - 休館日 :年中無休
- ヨコハマおもしろ水族館 赤ちゃん水族館公式サイト