横浜みなとみらい「資生堂グローバルイノベーションセンター」に遊びに行ってきました。
「S/PARK(エスパーク)」という美・健康などがテーマの複合体験施設があります。
企業ミュージアムで、無料で楽しむことができます。
行ってみたら、知らなかった化粧品のアイディア、こだわり、資生堂の歴史などを知ることができましたよ。
科学的な学びの体験もでき、面白くて、すごく興味をかきたてられました。
また、併設されたカフェのランチでは、選ぶの楽しい!ヘルシーランチを味わうことができます。
資生堂「エスパーク」のアクセスや場所
みなとみらいの横浜駅より側にあります。
「資生堂グローバルイノベーションセンター」は資生堂の新研究開発の拠点。
その1Fと2Fが「S/PARK エスパーク」です。
電車での一番近いアクセス
みなとみらい線「新高島駅」より徒歩2分。
新高島駅の地下から2番出口(大通り高島口)で地上にでると左手にあり、すぐ目の前です。
横浜駅東口からも歩いていけます(約8分くらい)。
「資生堂エスパークミュージアム」の隣は、「京急ミュージアム」があるので合わせて楽しめます。
フロア案内
1Fに入ると、エントランスは吹き抜けの空間が広がり、壁一面の大型ディスプレイがすごい!
天井には紙が舞っているような照明。
映像前の白いベンチは積まれた紙束のようで、アートな世界観が素敵。
4つのエリア(カフェ、ビューティーバー、スタジオ、ミュージアム)に分かれています。
1F
*S/PARK Cafe・・資生堂パーラとのコラボ。野菜中心の美味しさと健康的な食事を提供。
*S/PARK Beauty Bar・・資生堂の商品お試し、マイコスメなど。
*S/PARK Studio・・アクティブな美の体験(有料プログラム)。
2F
*S/PARK Museum・・展示を研究所ならではの、美について知ることができ、見るだけでなく、体験できる。
世界最小0.003mm²のマイクロLEDが使われているのだそう。
エスパークについて
”美のひらめきと出会う場所”がテーマの複合体験施設。
・資生堂の「S」。
・「世界中から人々が集う、資生堂のパーク(公園)」
そして「その出会いから生まれるインスピレーションがスパークする場所」という2つの意味。
エスパークの公式サイトによると、訪れたお客さんと資生堂が化学反応を起こして、美を感じることができる場所になることを目指しているんだそうです。
エスパークミュージアムの見どころ
2Fのミュージアムから楽しんできました。
2Fに行く螺旋階段又はエスカレーターを上ると、ここに到着。
資生堂の製品を作るためのアイディア、サイエンス、歴史などが展示されていています。
「美」のヒントが散りばめられているので、見つけなくちゃね。
資生堂のオイデルミン
円形のガラス張りの中に入ってみました。
明治30年(1897)に販売されたロングセラー「オイデルミン」があります。
※オイデルミン・・薬局からはじまった資生堂が、化粧品業界に参入した最初の化粧水。
歴代のオイデルミンが並んでいます。
「香り、使い心地、デザインで選ぶのも化粧品との出会いのひとつ」であると記されていました。
香りを嗅いだり、化粧液を直接手につけたり、素材をさわったりできます。
自分好みデザインのオイルデミンも、画像でつくって遊んでみたよ。
化粧品の科学が楽しい!
6つのカテゴリーの科学。
洗顔、スキンケア、サンケア、ファンデーション、メイクアップ、香りに分かれた展示台があります。
化粧品について、実験や映像などで体験しながら学べます。
サンケアの展示台
どちらに日焼け止めクリームが塗られているか、顔の描かれたプレートを入れて、紫外線を照射してみる実験ボックスがありました。
日焼け止めクリームでない方の絵は、日焼けします。
香りの展示台では、実際にさまざまな香りを嗅いでみることができます。
バラ、ベリー、はちみつなど5つの香りを好きにブレンドしてして、どんな香りになるか実験!
香りとは1種類だけでなく、例えばオレンジは4つの香り分子、バラは6つ香り分子でできているそうです。
勉強になるなぁ~。
ファンデーションの展示台
ファンデーションに使われるパウダーは空洞があり軽いため、素肌でいるときのようなつけ心地。
小麦粉と比べて、粉の落ち方の違いが観察できます。
洗顔の展示台では、泡立て方を実践しながら、教えてもらえます。
本物の水は出ないけど、蛇口に手をかざしてみよう!
これらは、ごく一部。
興味深い体験が他にもたくさんできるので、おすすめです。
資生堂の歴史、功績、研究など
2Fのミュージアムフロアの中心は吹き抜けで、まわりをぐるりと一周めぐれます。
展示を見ながら、歴代の資生堂の歴史も知ることができますよ。
資生堂ギャラリー(現存する日本最古の画廊)、美容情報誌、美の専門職、花部の存在、世界での活動など。
化粧品だけでないんですね。
最新の研究活動についての報告もあります。
上の写真奥の人が集まっているとこでは、オリジナルムービーが作れます。
自分の顔を撮影したら、映像が作成されるよ!
1920~2000年の間で、日本で流行したファッション・髪型を身にまとう自分の姿が音楽とともに登場(笑)。
QRコードで映像の動画が、撮影から72時間までなら閲覧できます。
資生堂パーラーについての展示
資生堂パーラーのアイスクリームソーダ―、使っていた茶こし、花椿のクッキー、1930年のメニュー表なども展示されています。
昔の資生堂の唐草包装紙も必見!
はじまりは、資生堂薬局内の日本初「ソーダー ファウンテン(清涼飲料水を提供する設備)」として誕生。
コップ、シロップ、ストローとすべてをアメリカから取り寄せて本物を提供したそう。
日本ではまだ珍しかった、ソーダー水、アイスクリームで人気となります。
昭和3年(1928)からは、レストランを開業。
資生堂は日本初の洋風調剤薬局として、明治5年(1872)創業しました。
美の質問コーナー
質問、アンケートに答えてみよう!
自分なりの答えを記入し、画面をスワイプさせると、目の前の画像に現れます。
最後に、下の受け取り口からミュージアムオリジナルのステッカーが出てきました。
イベントスペース
ワークショップ、イベントなどの展示が行われる場所。
訪問したときは「デジタルタイムトラベル」について展示されてました。
10~80代までの男女の多様な顔データーを収集して、最新テクノロジーを融合させています。
様々な年齢の顔立ちが再現できるそうです。
2Fから下を見下ろすと、デジタルタイムトラベル体験ボックスが置かれてまいす。
過去と未来の年齢を行き来きしながら会話ができるらしいよ。
面白そうだね~!
所要時間 約10分(参加無料)
個人の顔のデーターを利用して、2人1組で体験。
登録→年齢を超えての会話→最後に写真をQRコードからダウンロード。
ミュージアムショップのお土産
お土産も気になるからのぞいちゃおう!
S/PARKのロゴが入ったここだけの、資生堂ミュージアム限定土産も売っています。
ボールペン、シャープペン、ポストカード、ノート、クリィアファイル、ミニタオルなど。
いろんな形のビーカーも売っていました。
お花を飾ったインテリアとしてもいいし、食器としても使えます。
「S/PARK カフェ」でヘルシーランチ!
ミュージアム見学後にランチをしました。
ベジセントリック(野菜中心の意味)な食事が提供されています。
体の内側からきれいになろう!ってことですね。
1F入口側にあるカフェは、ミュージアムと一体のような感じですごく開放的!
テーブル席、カウンター席、テラス席があります。
ランチは写真とは反対側の、奥の方にまわって注文します。
ランチメニュー
ランチの時間帯は、11:00~15:00。
ランチプレートAとBが気になりました。
週替わりのデリ(温・冷)が、8種類ほど用意されている。
・ランチAは1,200円で、サラダに3品好きなおかずが選べます。
・ランチBは1,500円で、5品好きなおかずが選べます。
その他オプションとして、スープ、デザート各200円。
ランチメニューとは別に、野菜やフルーツのスイーツ、スムージーなども魅力的。
選んだランチセット
選んだのはランチAセット1,200円に、デザート200円。
3品のデリは、右からトマトゼリー、ポテトグラタン、タンと野菜のコンフィです。
他にもいろんなおかずがあるから、どれも食べてみたくて悩んじゃいますよ~。
サラダ、パンが付いてます。
サラダのドレッシングは3種類から選べて、ミニビーカーに入っているとこがおしゃれ!
ここは、資生堂の研究所だもんね!
セルフのお水は、普通のお水も置いてありましたが、レモン&ハーブ水にしてみたよ。
デザートは、あっさりした甘さひかえめの味で健康的な気分に!美味でした。
「S/PARK Beauty Bar」にも寄ってみよう
1Fの入口付近にある「S/PARK ビューティーバー」。
こちらは、土、日は定休日。
資生堂のさまざまなブランドの化粧品が置いてあり、自由に試してみることができます。
マイコスメ(化粧水・乳液)をつくることができるサービスもありますよ。
12,000円(税抜)で、所要時間約2時間。
研究員が、カウンセリング、肌を細かく解析して処方。
テクスチャー、香り、パッケージデザインは自身で選ぶことができる。
ビューティーバーラボで「マイコスメ」を製造。
事前予約制、詳細はS/PARK Beauty Bar公式サイトを確認するといいですよ。
1Fには製造所もあり、ガラス張りなので見学もできます(写真撮影は禁止)。
まとめ
ミュージアムでは、体験を通して資生堂の美の追求について、楽しく学ぶことができました。
科学的要素が面白くて、時間が経つのも忘れて遊んじゃいました。
ランチも毎回選べる楽しさがあるので、今度は別なのを注文してみよう!
1Fの迫力ある大画面と開放的な空間も素敵です。
みなとみらいの癒しの空間のひとつとして、また訪れたいと思います。
施設の情報
- 名称:S/PARKミュージアム
- 住所:横浜市西区高島1-2-11
- 開館時間:ミュージアム 11:00~18:00
ビューティーバー 平日・祝日10:00~18:00、土曜・日曜は定休日
カフェ 8:00~21:00(L.O20:30) 、土曜・祝日のみ18:00閉店(L.O17:30)
スタジオ 7:00~22:00(土曜・祝日8:00~18:00) - 定休日:日曜
- 資生堂S/PARK公式サイト