横浜駅から歩いていける場所に、有名な老舗のそば屋さんがあります。
昭和25年(1950)創業の「角平」です。
人気店なのでお昼どきになると、お店の前は順番待ちの人が集まっています。
一番の名物は、大きい海老の天ぷらが1本つけ汁に入ったつけ天です。
かつ丼も美味しいと聞いたので横浜駅に来たついでに食べに行ってきました。
角平の場所は?
裏横浜である、平沼商店街(赤い文字の看板が目印)のとこにあります。
商店街といってもお店は少ない静かな場所。
交差点のとこなので、交通量はそこそこありますね。
角平の裏手は京急線の高架があり、電車が通過するのが見れます。
※横浜駅から歩いていく道中も、京急線を見れるポイント(右側)がいくつかありました。
JR「横浜駅」中央通路から行く場合のアクセス(横浜駅東口より徒歩約5~7分)を紹介
歩いていてちょっと横浜駅から離れる感じがしますが、徒歩圏内です。
- まず東口に向かい、ルミネ横から外に出ます。
出たとこに、崎陽軒本店と横浜中央郵便局があります。 - 崎陽軒と郵便局の間の道を進んでいくと、万里橋があるのでそこを進んで行きます。
※橋を渡る手前の右手には、アソビル(体験型複合施設)があります。 - さらに進み高架下を通ると浅山橋があります。
2つ目の橋を通りしばらく進み、平沼1丁目の交差点を渡れば、目の前にお店があります。
その他
市営地下鉄ブルーライン「高島町駅」、相鉄線「平沼橋駅」、京急線「戸部駅」からでも行けます。
角平について
戦前はカツ屋を営んでいたそうです。
昭和25年(1950)に先代の女将により、そば屋「角平」として創業。
お店の由来は「平沼の角にあるから」との単純な理由なんですって!
つけ天が誕生したきっかけ
蕎麦を愛する初代は日ごろから「もりそばでは足りない、天ぷらそばではそばが死んでしまう」と考えていたんだそう。
天ぷら(海老)も蕎麦も活きるものができないかと考え、研究を続けました。
そして、そばと熱い汁を別々にすることを思いついたんだそう。
天ざるや天せいろの元祖となるつけ天が誕生。
徐々に美味しいとの評判が広まり、お店の看板メニューとなりました。公式サイト参照
昔、岸信介総理大臣も訪れたそうですよ。
食べたあとで、ホームページを見て知ったのですが、角平のシンボルマークは亀なんだとか。
他にもお店の外の暖簾は毎月色が変わるとか、店内の暖簾はその年の干支柄だとか、
知っているとお店に来て、あれこれ店内を見渡して、さらに愛着がわいてしまうような情報が!
食べる前に読んでおきたかったなぁ~。
角平の支店はないので、ここに来ないと食べれません。
混んでいるときはお店入口で名前を書いて待ちますが、回転は割と早かったです。
おもなメニュー
メニューは豊富でした。
そば&うどん、天ぷら、丼ものなどあります。
お店の外壁や暖簾に「天麩羅」の文字もあったので、天ぷらもお店のうりなのかも知れませんね。
おもなメニューについて
*せいろメニュー(そば・うどん)
・つけ天(一番人気!)
・もりそば、ざるそば
・野菜つけ天(5品)、ヤックスつけ天(海老&野菜)、ミックスつけ天(海老&かき揚げ)、
種込つけ天(海老2本)
・つけ合鴨、つけカレー、つけトロロなど。
*温かメニュー(そば・うどん)
かけ、ハイイカラ(たぬき)、月見、きつね、山菜、山かけ、おかめ、
揚げなすおろし、九条ねぎ、にしん、天ぷら、海老2本、かき揚げ、卵とじ、
ねぎ南蛮、とり南蛮、親子南蛮、カレー南蛮、合鴨南蛮など多数。
あんかけうどん、力うどん、鍋焼きうどんなどもあります。
*丼、天ぷら、定食その他メニュー
・天ぷら定食、野菜天ぷら定食
・天丼各種、カツ丼、牛丼、親子丼、きつね丼、カレー丼と多数。
ミニ丼もあります。
他に天ぷら盛り合わせ、一品メニュー(板わさ、胡瓜わさび味噌などおつまみ系)など。
※季節限定メニュー、コース料理もあります。
※丼のご飯大盛りサービス(ミニ以外)、定食ご飯おかわり自由。
※もりそば、ざるそば、つけ天、丼ものなど、お土産として持ち帰り購入もできます。
角平の公式サイト(おしながき)に分かりやすくメニューが載っています。
※消費税の改定により、10月より一部価格変更があるそうです(食べたのは2019.9)
注文したメニュー
昭和っぽさのある店内は、テーブル席と座席とがあります。
女性のホールスタッフはたくさんいますが、忙しそう。
歴代の著名人の写真もいろいろと飾られており、白黒写真もあり歴史を感じます。
近くでじっくり見たかったですが、混んでいるので遠慮しました。
卓上には、七味と柚子の粉が置いてありました。
元祖つけ天
せっかく来たなら、1度は食べてみなくちゃね。
せいろそばは、普通盛りの他に追加料金で中盛り+70円、大盛り+110円とできます。
元祖つけ天に1,120円に、中盛り+70円を追加。
豪快な海老が1本ドカンとつゆに浸してあります。
1度見たら忘れられないビジュアル。
知ってるから驚かないけど、はじめて見たら「何これっ、面白い!」と思いそう。
熱いつけ汁に、冷たいそばをつけて食べるのが角平の特徴。
濃いめのつけ汁には、かまぼこの切れ端が1切れ浮かんでいます。
海老好きなので、揚げたてサクサクの大きいえび天にテンションUP♪
お蕎麦は、シコシコとしていて美味です。
カツ丼
そば屋でカツ丼なんて頼んだことないけど、おすすめということでチャレンジ!
おいしそうなボリュームあるカツ丼1,310円が運ばれてきました。
味噌汁(しじみ)とお新香が付いてきます。
一切れめくってみて、想像以上の肉厚さにびっくりしたよ。
かなり厚みのあるお肉で、食べごたえ満点でした!
だしの浸みこんだ衣と半熟卵は脇役的で、豚肉をしっかり味わえます。
私的には、つけ天そばより印象深かったです。
そばアイス
そば湯を飲みながら、壁に貼ってあった「そばアイス」の文字を見ていたら、ちょっと食べたくなりました。
※メニュー表にも載っています
食後のデザート、そばアイス200円。
緑茶も入れてくださいました。
そばの実のつぶつぶ感があるアイスクリームで、さっぱりしていておいしく頂きました。
まとめ
そばのつけ天は有名なので知っていましたが、カツ丼がインパクトがあり驚きました。
たまに散歩で通る道なので、角平の行列を見て、いつか食べに行こうと思っていました。
やっと訪問できてうれしい。
今回2人で行き半々で食べましたが、かつ丼はお腹いっぱいになります。
近くで食べていた方の天丼も美味しそうだったので、また訪れたいです。
「角平」の近くに「平沼 田中屋」という人気の蕎麦屋があります。
混み具合を見て、好きな方を選択するのもいいかと思います。
お店の情報
- 店名 :角平(かどへい)
- 住所 :横浜市西区平沼1-36-2
- 営業時間:11:00~20:30(L.O.20:20、一品料理は20:10)
- 定休日 :火曜日、年始、夏季(日曜・祝日は営業)
- 角平公式サイト