横浜の野毛にある老舗「洋食キムラ」に久々に訪れました。
昭和13年(1938)創業の洋食屋さんで、ハンバーグが美味しいお店として地元の有名店。
雑誌やテレビなどのメディアに紹介されていることもあります。
他では味わえないお店オリジナルのやわらかいハンバーグは、1度食べると忘れることのない味。
野毛を案内するときに紹介するお店の1つです。
洋食キムラ野毛店の場所とアクセス
野毛本通りの端っこのほうにあります。
関内・伊勢佐木町方面に行ける都橋交差点の近く。
写真奥の信号を渡れば、大岡川が流れる都橋。
その先は吉田町で、まっすぐ進んでいくと関内駅に近い伊勢佐木モールに行けます。
なので桜木町駅からのアクセスが主となりますが、JR関内駅からも来れます。
JR桜木町駅からの行き方
桜木町駅から徒歩約8~9分。
簡単な行き方
- JR桜木町駅の南改札口を出たら、右手にある地下道「野毛ちかみち」を降りる。
南2番B出口から地上に出ると、一蘭(博多ラーメン)のお店があります。 - まっすぐ進んで行くと、右手にはブリーズベイホテル。
そのままホテルの前を通過していけば、信号の先に橋(桜川橋)が見えます。 - 信号を渡らないで右に曲がり、野毛桜通りを突き進みます。
大通りに出たら、右(野毛本通り)に曲がればすぐにお店に到着。
その他、分かりやすいアクセス方法!
- 野毛ちかみち南2番Aに出て、野毛大通りを進む。
※目印は、大きな道路挟んで反対側に「横浜にぎわい座」が見えます。 - 大きな十字路に出たら、左側の野毛本通りに入る。
ひたすら都橋のほうまで進めばお店があります。こちらは最初のコースより、ちょっとだけ時間かかります。
お店のロゴマーク「河童」が描かれた、レトロな看板が目印。
先代が芥川龍之介の「河童」に感銘を受け、描いたんだそう。
カッパの後ろ姿のようですね。
5階建ての建物です。
洋食キムラについて
横浜舶来文化の1つである洋食。
初代シェフは米軍の厨房を手伝いながらハンバーグの基礎を作り、日本人の口に合うようにと独特のデミグラスソースを作りあげています。
当時からの味を守り続けた、ハンバーグやビーフシチューが定評。
現在は3代目に受け継がれています。
店舗とお店の歴史
昭和13年(1938)「銀座ランチカウンター2号店」とて、関内に出店。
戦時中の外国語廃止令で改名。
昭和24年(1949) 戦災後復興に活気づく花咲町で再出発。
平成6年(1994) 野毛本道りに店を移して営業。
花咲町と野毛町は隣同士です。
一般的に野毛といわれる場所も住所が花咲町のとこもあり、野毛地区になります。
花咲町店のときは、野毛の裏通りの方にありました。
*洋食キムラ野毛店(本店)
*洋食キムラキュービックプラザ新横浜店
店内の様子
過去に数回ほど訪れましたが、いつも1階席(小上がりになっています)でした。
今回はお昼の時間帯に訪問して、初の2階席です。
入り口付近にエレベーターがあります。
絵画が飾ってあったりと、シンプルながらも雰囲気の良い落ち着く店内。
1階は満席でしたが、2階の方は空いてて静かでした。
混雑具合
お昼どきに数名並んでいる様子を見かけることもありますが、基本はあまり待つことなく入れます。
食べている途中で、2階もお客さんが増えてきました。
洋食キムラのメニュー
おすすめメニューというのがあります。
他にもメニュー表はありますが、昼間だとおすすめの中から選ぶお客さんが多いと思います。
セットは、サラダとパン又はライス付きでした。
- ハンバーグセット 1,450円
看板メニューで生卵が落としてあります - チーズバーグセット 1,620円
- カニクリームコロッケセット 2,050円
ズワイガニの身を使用 - ポークカツセット 2,240円
上質ポークが2枚ついてるそう - ビーフシチューセット 3,500円
- 野菜サラダ 1,070円・ポテトサラダ 870円
・コースメニューが5種類くらいありました。
値段4,000円~9,000円代とさまざまです。
・単品メニュー
オードブル、スープ、フライ各種、カニクリームコロッケ、グラタン、
ソテー(ハンバーグ、チキン、ポーク、ステーキなど)、シチュー(牛タン、ビーフシチュー)
サラダ、ライス、サンドイッチ(ハンバーグ、ポークカツ)など。
ドリンクはワインやビール、コーヒー、ウイスキー、紅茶、炭酸、ジュース各種あります。
全体的には高めの価格だけど、どれも食べたくなるね~。
名物ハンバーグを注文!
ハンバーグセットとチーズバーグセットの2種類どちらも食べました。
一般的なのとはひと味違うハンバーグの体験ができます。
サラダ
まずはセットメニューのサラダが運ばれてきます。
紙おしぼりや紙ナフキン、お皿にも、河童のロゴマーク。
サラダはレタスが中心で、トマト、ニンジン、キュウリ、赤キャベツなど。
ドレッシングがポイントなのか、酸味と塩分がうまく新鮮野菜とマッチしており、かなり美味しいです。
ハンバーグ
多くの方が、ハンバーグセットを注文すると思います。
洋食キムラのハンバーグを食べようと思うならこちらが定番です。
料理の待ち時間は混み具合にもよるでしょうが、訪問したときは約5分くらいでした。
ハンバーグは、貝殻形の黒い鉄板に乗っているのが特徴!
熱い状態でグツグツと運ばれてきてテンション上がります。
デミグラスソースは甘酸っぱくて、深みのある濃厚な味。
手間をかけ長時間煮込んだブイヨンに隠し味として3年熟成の自家製梅酒が入っています。
大人向けの味かも。
卵が入っているのもポイントで、半熟状態なのがいいね♪
生卵で落としたのが、食べているうちに熱さで、白身の部分がかたまってきます。
ハンバーグを黄身に絡めて食べるのが好きです。
チーズバーグ
こちらはトロトロチーズがしっかりのっています。
ハンバーグは、しっとりときめ細かく、ふわっとした感覚のやわらかさ。
やわらかくするために玉ねぎやパン粉をたくさん使用し、スパイス類も数種類加えているんだとか。
ナイフとフォークでうまく切らないとポロリと崩れてしまいます。
やわらかいハンバーグより、がっつりした肉の食感を求める方には合わないかもしれません。
私はどっちも好きなのでありです。
洋食キムラのパン
ごはんとパンを選ぶ場合、気分にもよりますがハンバーグだとごはんを選ぶことが多い。
だけど今回は、パンも注文!
クロワッサンのような三日月形のパンには、バターがたっぷり挟まっています。
なかなか美味しいよ。
少しだけパンを残し、最後にあまったデミソースを絡めてパクリ!
ご馳走様でした~。
お土産について
レジ横のちょっとしたコーナーにお土産が売っています。
ハンバーグのシェル鉄皿、マグカップ、コースター、洋食キムラの本。
サラダのドレッシング、つくだ煮など。
ハンバーグは真空パックの地方発送もできるみたいでした。
食べに来れない、遠方の方のお土産にもできます。
まとめ
洋食キムラといえばハンバーグと、昔からかってに刷り込まれています。
他のメニューを食べたいと思いつつ、注文するのはやっぱりハンバーグ(笑)。
お店の代表メニューなのに加えて、値段もハンバーグが一番お手頃価格というのもあるかも知れません。
でもハンバーグセットだけでも老舗洋食のこだわりが十分感じられるので、他も美味しそう。
コース料理にもいつかチャレンジしてみたいなぁ。
お店の情報
- 店名:洋食キムラ野毛店
- 住所:横浜市中区野毛町1-3
- 営業時間:11:30~14:30、17:00~21:00/日曜・祝日11:30~20:00
(L.O.閉店30分前) - 定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
- 食べログサイト(洋食キムラ野毛店)