みなとみらいにある人気施設「カップヌードルミュージアム(安藤百福発明記念館)」に行ってきました。
世界初のインスタントラーメンを誕生させた日清食品創業者の安藤百福の波乱にあふれる人生の歴史や、発明のアイディアのヒントを見つけることができる体験型ミュージアムです。
世界に1つしかない自分だけのオリジナルカップ麺も作ることができます。
施設全体の見どころを紹介します。
カップヌードルミュージアム横浜の場所とアクセス
みなとみらい新港地区にあります。
横浜ワールドポーターズが道路を挟んだ向かい側にあります。
同じく道路挟んで隣に、みなとみらい万葉倶楽部(温泉施設)もあります。
よこはまコスモワールドの大観覧車もすぐ近く。
*みなとみらい線「みなとみらい駅」「馬車道駅」より徒歩8分
*JR・市営地下鉄「桜木町駅」より徒歩12分
バスの場合
観光スポット周遊バスあかいくつ・ピアライン
「国際橋・カップヌードルミュージアム前」下車すぐ
駐車場
営業時間 9:00~19:00 、台数40台
入館チケット提示で最初の1時間は無料。
それ以降は30分ごとに250円。
開館時間・料金・休館日・フロア案内
【開館時間】
10:00~18:00(最終入館は17:00まで)
入ってすぐに、チケット売り場があります。
エントランスは、吹き抜けの空間がみごとですよー。
【入館料】
大人(大学生以上)500円、高校生以下は無料
※障碍者手帳をお持ちの方と付き添い1人までは400円
割引情報!
携帯からジョルダンの割引クーポン提示したら、大人400円になりました。
ミュージアムを見るだけなら入館料のみです。
【休館日】
火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
- 1階 チケット売り場、ミュージアムショップ
- 2階
インスタントラーメンヒストリーキューブ、百福シアター、
百福の研究所、クリエイティブシンキングボッツクス、安藤百福ヒストリー - 3階 マイカップヌードルファクトリー、チキンラーメンファクトリー
- 4階 カップヌードルパーク(子供遊び場)、NOODLES BAZAAR ワールド麺ロード(飲食店)
マイカップヌードルファクトリーの整理券と予約
マイカップ麺を作りたい方は、整理券を手に入れる必要があります。
また入館料とは別に、料金が必要になります。
■マイカップヌードルファクトリーの予約について
入場券を買うときに、整理券を時間指定してもらっときます。
平日の朝だとスムーズに好きな時間が選べます(先着順)。
マイカップヌードルファクトリー利用券つき入館券(大人900円、高校生以下400円)
マイカップヌードルファクトリーは1食 400円(税込み)ですが、作るときに購入します。
■チキンラーメンファクトリーは、公式ホームページからの事前予約が必要です。
チキンラーメンを作ることができます。
こちらは中学生以上800円、小学生500円です。※ひよこちゃんバンダナのお土産付き
当日は空席あれば参加できます。
安藤百福(あんどうももふく)の歴史と発明のヒントを学ぼう!
2階がミュージアムの入場口です。
階段登ってレッツゴー!
いよいよ体験施設が目の前に、チケットのバーコードで入場します。
当日なら、入場券があれば何度でも入れますよ。
訪問した時は、安藤百福の妻、安藤仁子展が開催されていました。
NHK連続テレビ小説「まんぷく」のヒロイン福子が安藤仁子(あんどうまさこ)です。
ドラマになるくらいだから、チキンラーメンの妻もどんなだったか気になりますね。
発売第一号のチキンラーメンのパネルの前で、卵の目玉から顔だして写真撮影できます。
※ここは期間限定。
1、インスタントラーメンヒストリーキューブ
過去から現在までのインスタント麺が、ずら~り並んでいます。
安藤百福が昭和33年(1958)に発明したひとつの「チキンラーメン」。
最初はたったひとつのチキンラーメンでしたが、年代ごとにどんどん数を増やしていきます。
3,000点を超えるインスタントラーメンのパッケージがすごい!
昔食べた懐かしいカップ麺もここで見つけちゃおう。
世界各国のさまざまなインスタント麺もあるよ。
2、百福シアター(所要時間約14分)
百福シアターでは、百福の生涯と発明の原点をCGアニメーションで紹介。
百福シアター入口です。
インスタントラーメンヒストリーキューブのフロア内に入口があります。
104名収容のミニシアターが2つあります。
インスタントラーメンを発明した百福の「クリエイティブシンキング=創造的思考」を分かりやすく説明。
外国の方もいらしていて、音声ガイド機(英語、中国語、韓国語)で見ていました。
※映像がはじまったら撮影禁止です。
3、百福の研究小屋を見学!
百福シアターを出るとあります。
チキンラーメンをはじめて誕生させた、大阪・池田市にあった研究小屋を再現。
48歳のとき事業に失敗して財産を失い、再出発を決意した百福さん。
自宅の裏庭に建てた小屋でインスタントラーメンを発明しました。
1日平均4時間の睡眠時間で丸1年休みなく研究してたそうです。
ここで1人で研究を重ねてたんですね。
ありふれた道具でもアイディアがあれば、世界的な発明が可能です。
4、百福の歴史と発明の思考(6つのキーワードめぐり)
ここではクリエイティブシンキングボックスとして6つのキーワードのボックスがあり、百福の発明の思考を体験します。
同時に百福ヒストリーとして壁一面に安藤百福の生涯の足跡が紹介されています。
学んで、遊んじゃおう。
キーワード1・・まだ無いものを見つける(世の中にまだないけど「あったらいいな」を探す)
昭和23年(1948年)百福38歳。
戦後の食糧難、闇市では1杯のラーメンを食べるために長い行列ができていました。
日本人はめん類好き、ここに需要があるのではと感じる。
キーワード2・・なんでもヒントにする(アイディアのヒントは身のまわりに転がっている)
「めんを長期保存させるために、どうやって乾燥させればよいのだろうか?」
百福が悩んでいると、ある日妻が夕食の準備で天ぷらを揚げていました。
熱い油のなかで、小麦の衣は泡を立てて水分をはじいています。
台所で、インスタントラーメンの基本の製造技術である瞬間油熱乾燥法(しゅんかんゆねつかんそうほう)がひらめく。
昭和33年(1958年)百福48歳、チキンラーメンが誕生!
キーワード3・・アイディアを育てる(発明はひとりじめしないでみんなで使う)
インスタントラーメンを誕生させた百福のチキンラーメンは大人気となる。
その人気にあやかり類似品が次々と現れてきました。
それらは、味や品質の悪いものが多く百福を悩ませることになります。
その後日本ラーメン工業協会を設立して、特許を公開して産業として大きく育てることにしました。
一粒の発明は大きな木になるが、そこから森を育てる。
昭和39年(1964年)百福54歳。
キーワード4・・タテ・ヨコ・ナナメから見る(いろいろな視点で発見する)
このオブジェには英語の言葉が4つ隠されているよ!角度を変えて探してみよう。
カップに入ったインスタントラーメンの開発は、はじめてだらけのチャレンジから生まれます。
めんをカップにまっすぐ入れる方法は?
考え続け、ある晩布団に横たわったときに天井がぐるりと回った感覚でひらめきます。
カップにめんをいれるのでなく、めんにカップかぶせよう!(逆転の発想)。
キーワード5・・常識にとらわれない(生活のなかでの当たり前と思っていることを疑う)
どのカップヌードルが一番大きいかな?中に入ると分かるよ。
チキンラーメンを世界に広めようとアメリカに行った百福。
現地の担当者は、チキンラーメンを小さく割って紙コップに入れ、フォークで食べはじめました。
日本では丼ぶりと箸があたりまえでしたが、これを見て食習慣の違いに気が付くのです。
昭和46年(1971年)百福61歳の時、世界ではじめてカップヌードルを誕生させる。
キーワード6・・あきらめない(一度や二度の失敗にもくじけない)
失敗してもあきらめなかった世界中の偉人達。
アインシュタイン、ガリレオ、ライト兄弟、松下幸之助、野口英世、キューリ夫人など他にもたくさん。
もちろん安藤百福もいます。何人名前が分かるかな?
百福は平成17年(2005年)95歳にして宇宙食ラーメンを誕生させました。
48歳でインスタントラーメン、61歳でカップめん、95歳で宇宙食ラーメンと3つも発明。
百福さんの歴史をたどると「人生に遅すぎることはない!」と勇気をもらえます。
日本発で世界に愛されるメイドインジャパンのアンケートでは、インスタントラーメンが第1位です。
96歳まで現役の生涯だったミスターヌードルに拍手を送りたいですね。
マイカップヌードル作りを体験(所要時間約45分)
3階、いよいよ世界でひとつのオリジナルカップ麺作りに挑戦!
スタッフに整理券を渡します。
①最初に、自動販売機でカップを買います(1個、400円)。
作りたい数を購入しよう。
②アルコールで手を消毒して、カップに蓋をしてもらいます。
スタッフが席に案内してくれます。
③カップにお絵かきしちゃいましょう!
こちらはかなりシンプルですが、もっとコテコテ(さらに文字に縞模様つけたりとか)にしたりと自由にどうぞ。
文字の裏側は白いので絵もかけます。
所要時間は、このお絵かき時間で長くも、短くもなります。
絵が描けたら、カップをもってスタッフに渡します。
④めんをセット(ハンドルでまわして入れます)
⑤スープ、具材を選ぶ
スープはしょうゆ、シーフード、カレー、チリトマトの4種類から1つ
具材は12種類から4つ選べます。
1、ひよこちゃんなると 2、ガーリックチップ 3、インゲン
4、チェダーチーズ 5、カニ風味かまぼこ 6、コーン
7、キムチ 8、エビ 9、謎肉
10、タマゴ 11、ネギ 12、期間限定品
組合せは、合計5,460通りになるそうです。
4つ全部同じ具材にする人いるかな~?
[スープ] シーフード
[具材] 海老肉、謎肉、チェダーチーズ、インゲン
こんな感じにトッピングしてみました。
肉を謎肉とコロ・チャー(チャーシューみたいなの)で悩んだよ。
一般に売っているのにはどちらの肉が入ってるか聞いたら、両方だそうです。
※コロ・チャーは、ないときもあります。
⑥カップにフタをする
⑦シュリンク包装(容器を透明なフィルムで包み、熱を加えて収縮)をする。
※⑥⑦の工程はスタッフが行う。
受け取り口があって、包装したての熱々カップがでてきます。
⑧エアパッケージに、ポンプで空気を入れて完成!
チキンラーメンファクトリー(所要時間90分)
こちらは、チキンラーメンを手作りする工房。
マイカップヌードルファクトリーの隣では、チキンラーメンを作る学生さんたちがいました。
小麦粉をこね、伸ばして、蒸す、味付けして「瞬間油熱乾燥法」で乾燥するという工程を体験。
百福さんの発明の原点を作れるなんて、楽しそうだなぁ☆
世界の麺を食べよう
4階に来ました。
麺の食文化を楽しめるフードコーナーがお目当てです。
バルコニーがあるので、横浜港の景色が存分に楽しめます。
外に出て、ベンチでくつろぐのも気持ちがいいよ♪
子供は大喜び!カップヌードルパーク
運営時間 10:30~17:30(最終受付 17:00)
ちびっこが楽しめるカップヌードルパーク。
3歳以上小学生以下(所要時間30分 1回 400円)。
カップヌードルの製造工程を自分が麺になって体感できるアスレチックだそう。
大人も楽しみたい!
入口近くに大画面があり、映像で本物の工場でのカップヌードル製造過程を見ることができます。
ワールド麺ロードで食事
営業時間 11:00~18:00(ラストオーダー17:30)
安藤百福が「麺のルーツ」を探るため、世界各国の旅の途中で出会った麺を味わえる場所。
8か国のめんが食べれます。
ワールド麺ロードのメニュー表。
8ヶ国のめんはどれもハーフサイズで1食300円。
※2020年現在は、400円です。
いろいろ食べてもらいたいからハーフになっているんですね。
ミニチキンラーメンもあり具材2種選べて、1食150円(200円)です。
トムヤンクンヌードル
タイのトムヤムクンヌードルを選んでみました。
8ヶ国の中で一番辛いマークでした。
でも辛いの好きだから、すごく辛いと感じなかった。
適度なすっぱ辛さでおいしいです。
蘭州牛肉麺(らんしゅうにゅうろうめん)
足りないのでもうひとつ。
中国、蘭州の名物麺です。
こちらは花椒、唐辛子、五香粉などのスパイスが効いていて、また違った感じで楽しめました。
牛肉の角煮がトッピングされてます。
店内はアジアのナイトマーケットをイメージしてるそうです。
チキンラーメンの屋台もあるよ!
めんは各国それぞれのお店の近くにある自動販売機で、チケットを購入するスタイルです。
デザートやドリンクも売っています。
お土産はどんなのあるかな?
1階にミュージアムショップがあります。
ここは、カップヌードルミュージアムの入場券がなくても自由に入れるお土産店。
1番人気はチキンラーメンのひよこちゃんまんじゅう。
2番人気はチキンラーメンのひよこちゃんサブレです。
ひよこちゃんの横浜限定ストラップ!ひよこちゃんがたくさんです。
他にも、かわいいひよこちゃんグッズがたくさんありますよ。
カップヌードルも変わったのが売られています。
カップヌードルミュージアムの外にも注目!
建物の外側も、楽しめる仕掛けがあります。
運営時間10:00~18:00(休館日やメンテナンスのときは休止)
国際大通りに面するとこにビー玉コースターがありました。
工場をイメージしたコースを4,000個のビー玉が滑走していきます。
しばし眺めてしまいました。
マイカップヌードルのその後
家でマイカップヌードルを食べることにしました。
いつまでも飾っていてもしょうがないので、食べなくちゃね。
カップヌードルミュージアムで作ったマイカップヌードルは賞味期限が1か月です。
市販のとは違うので注意が必要です。
シーフード味に海老肉と謎肉とインゲン、それにチーズがいい具合に溶けてうまいです~(自画自賛)!
まとめ
オープン当初に1回来たことありましたが、混んでて整理券完売でマイカップヌードルが作れませんでした。
今回は平日に行ってみました。
整理券は余裕でとれましたが、やはり人気施設で混んではいないけどけっこう人がいました。
安藤百福のおかげでカップ麺が手軽に食べれることを感謝し、年齢を重ねても衰えない発想力とあきらめない気持ちを見習いたいと思いました。
まだ行ってないなら1度は訪問するといいですよ。
施設の情報
- 名称 :カップヌードルミュージアム(安藤百福発明記念館)
- 住所 :横浜市中区新港2-3-4
- 開館時間:10:00~18:00(入館17:00まで)
- 休館日 :火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
- カップヌードルミュージアム横浜公式サイト